• ポイントキャンペーン

新潮文庫
琥珀の望遠鏡〈下〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 428p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102024164
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

やっと再会を果たしたライラとウィル。二人は黄金の羅針盤を頼りに旅を続ける。そして友達を救うべく“死者の国”へと向かう。しかし、それは最愛の守護精霊との悲痛な別れを意味することに。ライラは苦渋の決断を迫られる。一方、アスリエル卿は地上の楽園を求め、共和国建設の準備をすすめていた。アスリエル卿と“天上の王国”との、世界を二分する闘いが今、始まろうとしていた。

著者等紹介

プルマン,フィリップ[プルマン,フィリップ][Pullman,Philip]
1946年、英国ノリッジ生れ。父親が英国空軍の軍人のため、子供時代は様々な国で暮らす。オックスフォード大学を卒業後、ウエストミンスター大学で英文学を教えるかたわら、小説、芝居の脚本、絵本などを発表。ビクトリア時代を背景とした小説The Ruby in the Smokeなど多くのベストセラーがある。現在はオックスフォード在住

大久保寛[オオクボヒロシ]
1954年、東京生れ。早稲田大学卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

260
これはトールキンの『指環物語』やル・グインの『ゲド戦記』などに迫る、そしてここにしかない独自の世界を構築しえたまぎれもなく長編ファンタジーの金字塔である。読んでいる間、作品世界に耽溺することができる数少ないファンタジーなのだ。欠点は多々指摘できるだろう。世界の歴史をも覆す命運をかけた最後の戦いの意外なあっけなさをはじめとして、いくつもの瑕疵はありそうだ。それにもかかわらず、エンディングの切なさがそれらを補って余りある。続編はいらない。6月24日、洗礼者ヨハネの祝日の正午は永遠に記憶にとどめられるのだから。2015/09/16

mii22.

36
【ガーディアン1000】人は死ぬと魂はどうなるのだろう...。そんなことを漠然と考えたことが子供の頃から何度かある。肉体や血や目に見えるものでなく意識(魂)はどこから生まれどこにいくのか..この物語を読みながらまた思いを馳せた。そして人間は愛する人を守るために戦う。アスリエル卿、コールター夫人、ライラの関係もウィルとライラの関係も最後は愛情に溢れ心を揺さぶられた。しかし壮大で大冒険の物語だったがラストはなんとも切ない。心に深く刻まれる印象的な最後だった。2015/09/24

せ〜ちゃん

24
★★★★★ ライラの冒険シリーズ第3弾下巻、完結! ガーディアン誌必読小説1000。2021/05/24

せ~や

23
過去に読了

ゆーかり

14
前作を読んでからかなり間が空いてしまったがついに三部作読了。主人公たちは子どもから大人へ。それぞれの世界で自らの未来を、地上の楽園を築くのだ。与えられた人生を、充実した人生をまっとうすべし。皆、力強い。「J.K.ローリングがオッフェンバッハなら、プルマンはワーグナー」という評もあるそうで、分かるような分からないような。壮大でした。[ガーディアン必読1000]2015/10/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/521600
  • ご注意事項

最近チェックした商品