内容説明
シアトルのバスターミナルで劇物が空中散布された。被害者は口や鼻から血を流し、数分で116名が倒れた。たまたま現場近くの恋人の写真展に来ていた元辣腕記者コーソは捜査を開始する。米政府は本土に対する新たなテロと断定し、イスラム過激派などの洗い出しに全力を注ぐ。しかし、その頃コーソは誰もが想定しえない犯人を追っていた。先がまったく読めない至高のサスペンス登場。
著者等紹介
フォード,G.M.[フォード,G.M.][Ford,G.M.]
長年コミュニティカレッジで創作講座を担当した後、40歳を過ぎてから私立探偵レオ・ウォーターマンを主人公にした『手負いの森』(1995年)で作家デビュー。現在はシアトル在住
三川基好[ミカワキヨシ]
1950年生れ。東京都出身、盛岡市在住。早稲田大学文学部教授、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ
7
この作家は初読み。F・コーソ・・タフガイ、孤高のジャーナリストと言う設定で4作シリーズ化されている。私は馴染んでいないこともあり、いっぺんに登場人物が増えて行く事もあって、中盤まで文字を追うだけで場面に身を投じれなかった。 残り3分の一になり、医療者2人が事故死して迫力が増し どんどん引き込まれて行った。薬物テロと言えば今日的、そして細菌兵器となればアメリカが国を挙げて摘発に力を賭している。9・11テロ後の作品と言う事もあり、若い頃読んだパニック大量殺人事件のエンディングとは大きく異にしてた。2013/10/27
ラス太
2
初めての作者だったがこの本はシリーズの4作目だったみたい。特に問題なく読めるが登場人物のバックグラウンドを知るために前作も読んでみたいと思わせるほどには面白かった。70点。2014/06/14
tom
2
プッ。2013/04/12
UI
2
先へ引っ張る牽引力はあるのだけど。 描写がそれなりに細かいのに、登場人物の行動があまりにありえない ので、そこに違和感を感じて没入しきれない。 「先の読めない展開」にハラハラさせられるというより おいおいそりゃないだろうとちょっと醒めてしまうのである。 まあトータルでは結構面白かったからイイか。2012/03/28
tai65
0
星4つ2012/10/27