新潮文庫<br> 父と子

新潮文庫
父と子

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  • サイズ 文庫判/ページ数 324p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102018019
  • NDC分類 983
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1
好きなのはアルカージイ。バザーロフはニヒリストで、当時新しい型の人間として受け取られたようだが、現在から見るとありふれた俗悪な人間に見えよう。2023/10/09

りんりん

0
星4つ。まあまあ厚さがあるけど会話が中心なのでさらっと読める。構成が美しい。バザーロフの内面をもっと理解したかった。数年後また読み返したい。2017/09/10

ダダダンダ

0
想像以上に読みやすい&面白い小説だった!親子の世代間バトルの話(父親vs息子的な)かと思っていたがだいぶ親子愛が感じられる展開で、後半は特にそこに感情移入しちゃった… 自分は年齢的に子世代なんだけど、未来ある子どもを思う親世代の方に。文学史上有名なニヒリスト“バザーロフ”と彼に影響を受けたアルカージイ。バザーロフは今読むとこういう奴いるよな〜って感じだけど、当時は新しい人物像だったんだろうな。二人の父親は息子に対して優しく遠慮がちでおどおどしてるけど、そんな中で態度を崩さないパーヴェル伯父が割と好き。2024/09/09

takeakisky

0
新奇なものの素晴らしさは、旧来のもののそれ以上でも以下でもない。いいものもあれば、わるいものもある。大抵は詰まらないものなのは変わらないところ。自分の生き方を振り返りがちな歳の親と振り返ることなど考えもよらない青年。これがお互い少しでも歳が違っていれば起こらない、この一点だけに生じる事。対する小気味の良いアンナの経験と情熱のバランス。そんな彼女が突き詰めて見出した醜悪。それを見せるツルゲーネフの冷徹。短い間にどんどん成長する二人。等々等々等々。この長さにこれだけのものを書き込んだ驚き。凄い。本当に上手い。2024/05/28

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