内容説明
ストリッパー出身のゴシップ・コラムニスト、マーゴは酸いも甘いもかみわけた45歳のいい女。名門出の夫は実は隠れゲイだが、上流階級の暮らしを満喫している。だが昔踊っていた古いクラブの解体作業現場から若い男の白骨死体が発見され、にわかに身辺がざわついてきた。警察に協力して当時の関係者に聞き込み調査をするうちに次々と知り合いが殺され、マーゴにも魔の手が忍び寄る。
著者等紹介
フェンリー,トニー[フェンリー,トニー][Fennelly,Tony]
アメリカ生れ。高校卒業後、デパートの下着売り場の店員、書籍の訪問販売、もぐり酒場のバーテンダー、ストリッパーなど様々な職業を遍歴。ニューオーリンズ大学演劇科を1976年に卒業。在学中から小説を書き始め、福祉事務所に勤めながら執筆した処女作『おかしな奴が多すぎる』が’86年度アメリカ探偵作家クラブ(MWA)最優秀処女長編賞にノミネートされた。マーゴ・フォーティエのシリーズは’94年にスタート。夫は高校教師。ニューオーリンズ在住
川副智子[カワゾエトモコ]
早稲田大学文学部卒業。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かもこ
1
マーゴがかっこよすぎる。仲間との会話やちょっとしたつぶやきに笑わせてもらえるし、壁の中から見つかった21年前に死んだ男という謎を追う展開も個性的なキャラクターに彩られて楽しめる。2010/06/05
たまき
0
ページ数はすくないが、長く感じた。20年前の殺人事件の捜査が、現在の殺人につながる。過去を懐かしむヒロインマーゴにうんざりしてしまいました。最後の犬とのやりとりだけが楽しかった。2013/04/13
hina
0
以前この本を手放したのは、湾岸戦争の扱いがイヤだったからかもと思い出した。軽く読めて楽しいミステリなんだけどね。2012/02/16
-
- 和書
- グリム童話魔法の法則