出版社内容情報
ああおいしい。姫君の喉もたべてやりましょう――。おぞましい遊戯に耽る男と女(坂口安吾「桜の森の満開の下」)。大怪我を負った夫に堕ちてゆく妻(江戸川乱歩「芋虫」)。幼き兄妹が罪深き愛故に望む裁き(夢野久作「瓶詰地獄」)。泉鏡花、谷崎潤一郎、小栗虫太郎、太宰治ほか名だたる文豪達による10の良識や想像力を越えた怪作。物語は今、あなたの網膜に焼き付き、忘却を拒む。
内容説明
すぐ読めて、後味一生。常識を揺さぶる名作集。ああおいしい。姫君の喉もたべてやりましょう―。おぞましい遊戯に耽る男と女(坂口安吾「桜の森の満開の下」)。大怪我を負った夫に堕ちてゆく妻(江戸川乱歩「芋虫」)。幼き兄妹が罪深き愛故に望む裁き(夢野久作「瓶詰地獄」)。泉鏡花、谷崎潤一郎、小栗虫太郎、太宰治ほか名だたる文豪たちによる、良識や想像力を越えた10の怪作。物語は今、あなたの網膜に焼き付き、忘却を拒む。
著者等紹介
芥川龍之介[アクタガワリュウノスケ]
1892‐1927。東京生れ。短編『鼻』が夏目漱石に激賞される。『羅生門』『藪の中』などを次々と発表し、大正文壇の寵児となる
泉鏡花[イズミキョウカ]
1873‐1939。金沢生れ。1890(明治23)年上京、翌年より尾崎紅葉に師事。1895年発表の『夜行巡査』『外科室』が“観念小説”の呼称を得て新進作家としての地歩を確立した
江戸川乱歩[エドガワランポ]
1894‐1965。三重生れ。日本における本格推理、ホラー小説の草分け
小栗虫太郎[オグリムシタロウ]
1901‐1946。東京生れ。1933(昭和8)年、『完全犯罪』を発表してデビュー
折口信夫[オリクチシノブ]
1887‐1953。大阪生れ。民俗学者、国文学者。詩人・歌人としても活躍。柳田国男の弟子として民俗学の基礎を築く
坂口安吾[サカグチアンゴ]
1906‐1955。新潟生れ。『堕落論」『白痴』などで新文学の旗手として脚光を浴びた
太宰治[ダザイオサム]
1909‐1948。青森生れ。戦後、『斜陽』などを発表し流行作家になる
谷崎潤一郎[タニザキジュンイチロウ]
1886‐1965。東京生れ。1949(昭和24)年、文化勲章受章
夏目漱石[ナツメソウセキ]
1867‐1916。江戸牛込馬場下(下内の新宿区喜久井町)生れ。『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『草枕』『こころ』等、救々の傑作を著した
夢野久作[ユメノキュウサク]
1889‐1936。福岡生れ。主な作品に『ドグラ・マグラ』『少女地獄』『瓶詰地獄』『押絵の奇蹟』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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