新潮文庫 新潮文庫nex<br> タナトスの蒐集匣―耽美幻想作品集

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タナトスの蒐集匣―耽美幻想作品集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101802947
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ああおいしい。姫君の喉もたべてやりましょう――。おぞましい遊戯に耽る男と女(坂口安吾「桜の森の満開の下」)。大怪我を負った夫に堕ちてゆく妻(江戸川乱歩「芋虫」)。幼き兄妹が罪深き愛故に望む裁き(夢野久作「瓶詰地獄」)。泉鏡花、谷崎潤一郎、小栗虫太郎、太宰治ほか名だたる文豪達による10の良識や想像力を越えた怪作。物語は今、あなたの網膜に焼き付き、忘却を拒む。

内容説明

すぐ読めて、後味一生。常識を揺さぶる名作集。ああおいしい。姫君の喉もたべてやりましょう―。おぞましい遊戯に耽る男と女(坂口安吾「桜の森の満開の下」)。大怪我を負った夫に堕ちてゆく妻(江戸川乱歩「芋虫」)。幼き兄妹が罪深き愛故に望む裁き(夢野久作「瓶詰地獄」)。泉鏡花、谷崎潤一郎、小栗虫太郎、太宰治ほか名だたる文豪たちによる、良識や想像力を越えた10の怪作。物語は今、あなたの網膜に焼き付き、忘却を拒む。

著者等紹介

芥川龍之介[アクタガワリュウノスケ]
1892‐1927。東京生れ。短編『鼻』が夏目漱石に激賞される。『羅生門』『藪の中』などを次々と発表し、大正文壇の寵児となる

泉鏡花[イズミキョウカ]
1873‐1939。金沢生れ。1890(明治23)年上京、翌年より尾崎紅葉に師事。1895年発表の『夜行巡査』『外科室』が“観念小説”の呼称を得て新進作家としての地歩を確立した

江戸川乱歩[エドガワランポ]
1894‐1965。三重生れ。日本における本格推理、ホラー小説の草分け

小栗虫太郎[オグリムシタロウ]
1901‐1946。東京生れ。1933(昭和8)年、『完全犯罪』を発表してデビュー

折口信夫[オリクチシノブ]
1887‐1953。大阪生れ。民俗学者、国文学者。詩人・歌人としても活躍。柳田国男の弟子として民俗学の基礎を築く

坂口安吾[サカグチアンゴ]
1906‐1955。新潟生れ。『堕落論」『白痴』などで新文学の旗手として脚光を浴びた

太宰治[ダザイオサム]
1909‐1948。青森生れ。戦後、『斜陽』などを発表し流行作家になる

谷崎潤一郎[タニザキジュンイチロウ]
1886‐1965。東京生れ。1949(昭和24)年、文化勲章受章

夏目漱石[ナツメソウセキ]
1867‐1916。江戸牛込馬場下(下内の新宿区喜久井町)生れ。『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『草枕』『こころ』等、救々の傑作を著した

夢野久作[ユメノキュウサク]
1889‐1936。福岡生れ。主な作品に『ドグラ・マグラ』『少女地獄』『瓶詰地獄』『押絵の奇蹟』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

78
有名作家による耽美幻想アンソロジー短編集。10作品中、半分は既読だが全て未読ならお買い得だと思う。 自分が読んだ中では小栗虫太郎『白蟻』が当然ながら『黒死館殺人事件』とは異なり独特のまとわりつく感じがあって印象に残る。 そしてトリが漱石の『夢十夜』っていうのが良い終わりかた!2025/01/10

ベイマックス

64
「桜の森の満開の下」坂口安吾。「影」芥川龍之介。「芋虫」江戸川乱歩。「浮舟」泉鏡花。「新毒丸」折口信夫。「白蟻」小栗虫太郎。「刺青」谷崎潤一郎。「瓶詰地獄」夢野久作。「駈込み訴え」太宰治。「夢十夜」夏目漱石。以上10作。この年代の日本文学が好きな方にはおすすめです。2024/11/07

HANA

63
文豪たちによる幻想系作品アンソロジー。名高い作品ばかりなのでほぼ全て既読なのだが、どれも二読三読に耐えうる作品ばかりなので問題なし。冒頭の安吾「桜の森の満開の下」から一気に憂世から物語の世界に引き込まれるし。その後も乱歩の「芋虫」夢野久作「瓶詰地獄」の地獄絵図、谷崎の耽美と黒い美しさを存分に楽しめる造りとなっている。小栗虫太郎「白蟻」は重厚なバカミス、トリックを解説されても何がどうなってるのかわからないといった内容で異彩を放っているけど。とあれ名作揃いの一冊、どれも読み返せて満足この上なかったです。2025/03/02

ざるめ

11
あぁ何か懐かしいな〜(*´∀`*)昔こんなのをよく読んでたわ〜(ノ´∀`*)2025/03/13

6
妖しげな姫様(?)の絵が好みでジャケ買い。近代文学史に名を残す文豪たちによる怪作集。「桜の森の満開の下」「芋虫」「夢十夜」は以前読んだことがありましたが、今回も変わらずおもしろくて好きな作品です。個人的に「白蟻」はいい意味で「何を読まされているんや…?」という気持ちになり印象的でした。2024/11/05

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