出版社内容情報
今度の舞台はVRゲーム。探偵AI×魔法使いの館。人工知能探偵・相以【あい】と助手の輔【たすく】は、世界初のフルダイブ型VRに挑戦!あらゆるものが浮遊する館で、相以は魔法使いに変身! 早速、犯人当てゲームの最速クリア法を提案する。「一人ずつ殺していけばいいと思います!」ゲームとは思えない生々しい死体の出現、迫りくる殺人鬼の魔の手。はたして二人は浮遊館の謎を解き、無事に脱出できるのか。急転直下の推理バトル、新感覚ミステリ。
内容説明
今度の舞台はVRゲーム探偵AI×魔法使いの館。人工知能探偵・相以と助手の輔は、世界初のフルダイブ型VRに挑戦!あらゆるものが浮遊する館で、相以は魔法使いに変身!早速、犯人当てゲームの最速クリア法を提案する。「一人ずつ殺していけばいいと思います!」ゲームとは思えない生々しい死体の出現、迫りくる殺人鬼の魔の手。はたして二人は浮遊館の謎を解き、無事に脱出できるのか。急転直下の推理バトル、新感覚ミステリ。
著者等紹介
早坂吝[ハヤサカヤブサカ]
1988(昭和63)年、大阪府生れ。京都大学文学部卒業。京都大学推理小説研究会出身。2014(平成26)年に『○○○○○○○○殺人事件』でメフィスト賞を受賞し、デビュー。同作で「ミステリが読みたい!」新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
麦ちゃんの下僕
147
さすが早坂さん!「探偵AI」シリーズは、前作『四元館の殺人』で1つの頂点を極めたと思っていたんですが…あの“怪作”を軽く超えてきましたね!! VRゲーム内における8人の“魔法使い”の推理バトルが、まさかこんな奇想天外な物語に展開していくとは!? 解決編が始まる前にいくつかのポイントを見抜いて得意気になっていましたが、それも早坂さんの掌の上だったんですね…完敗です!(※この作品を100%楽しむには、シリーズ第1作から順に(あまり間を置かず)読むことをオススメいたします。過去3作も“伏線”になっていますので)2024/04/17
雪紫
63
いやいや、魔法の説明とか聞いてると、これ他の作家に応用したトリック思い付かれるんじゃない(「孤島の来訪者」が他の作家にトリック応用させないぜ!感強かった分)?と心配してたら、いや、そう来るんかーい(前巻?いや、あれ帯と早坂さんならやるだろなカンだから!!)!!杞憂だったわ。予想を上回った展開と納得させるための力技、伏線に笑うしかない。AIの問題を反映させながらも犯人より某人物が凶悪だろこれ・・・と思う昨今。とりあえず以相、毎回高遠言ってるけど、奴の面倒臭いとこまで受け継がなくていいんですよ・・・。2024/05/07
cinos
46
よくこんなことを考えますね。動機が驚きでした。体を得た相以がうれしそうでよいです。2024/06/24
よっち
37
人工知能探偵・相以と助手の輔が世界初のフルダイブ型VRに挑戦。VRゲーム内で連続猟奇殺人が勃発して、館の謎を解き脱出を目指す第4弾。あらゆるものが浮遊する館で実体化して魔法使いに変身し、早速犯人当てゲームで奇抜な最速クリア法を提案する相以。ゲームとは思えない生々しい死体の出現、迫りくる殺人鬼の魔の手という状況で、それぞれの異なる魔法がポイントなのかなと思っていましたが、その中にさりげなく輔たちを陥れるための巧妙な罠が張り巡らされていて、そうきましたかという展開から伏線を回収していった結末は面白かったです。2024/05/07
confusion_regret_temptation
33
相似・以相シリーズ第四弾。トンデモな展開も、AIならあり得るのではないか、みたいな気にさせてくれる漫画みたいなお話。トリックは中々に複雑で本格的なところがまた良し。サイエンス・フィクションと言えば聞こえは良いけど、まぁトンデモな物語です。それがいちばんの魅力なのですけど。次作も楽しみにします。2024/06/13
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