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新潮文庫 新潮文庫nex
あなたの後ろにいるだれか―眠れぬ夜の八つの物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 290p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101802220
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

静かな夜。誰もいないはずの部屋の暗がりに、うごめく不穏な気配――。訪れる者が姿を消す不気味な学園の秘密とは。雨の停留所で出会った男が語りだす、幼き日の壮絶な恐怖体験。作者不明の怪談作品に取りつかれる小説家。霊能力者を自称する男と、彼の力を疑うジャーナリストの論争、その戦慄の結末。八人の作家が競作、読後も震えが止まらない、背筋凍らせるホラー・アンソロジー。

内容説明

静かな夜。誰もいないはずの部屋の暗がりに、うごめく不穏な気配―。訪れる者が姿を消す不気味な学園の秘密とは。雨の停留所で出会った男が語りだす、幼き日の壮絶な恐怖体験。作者不明の怪談作品に取りつかれる小説家。霊能力者を自称する男と、彼の力を疑うジャーナリストの論争、その戦慄の結末。八人の作家が競作、読者も震えが止まらない、背筋凍らせるホラー・アンソロジー。

著者等紹介

恩田陸[オンダリク]
1964(昭和39)年宮城県生れ。’92(平成4)年『六番目の小夜子』でデビュー。2007年『中庭の出来事』で山本賞、’17年『蜜蜂と遠雷』で直木賞受賞

阿部智里[アベチサト]
1991(平成3)年群馬県生れ。2012年デビュー作『烏に単は似合わない』で松本清張賞を受賞。以降「八咫烏」シリーズとして多数の作品を刊行、人気を博す

宇佐美まこと[ウサミマコト]
1957(昭和32)年愛媛県生れ。2007(平成19)年『るんびにの子供』でデビュー。’17年『愚者の毒』で日本推理作家協会賞“長編及び連作短編集部門”を受賞

彩藤アザミ[サイドウアザミ]
1989(平成元)年岩手県生れ。2014(平成26)年『サナキの森』で新潮ミステリー大賞を受賞しデビュー

澤村伊智[サワムライチ]
1979(昭和54)年大阪府生れ。2015(平成27)年『ぼぎわんが、来る』で日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。’19年「学校は死の匂い」で日本推理作家協会賞“短編部門”、’20年『ファミリーランド』でセンス・オブ・ジェンダー賞“特別賞”を受賞

長江俊和[ナガエトシカズ]
1966(昭和41)年大阪府生れ。映像作家として深夜番組「放送禁止」シリーズを手がける。2014(平成26)年には『出版禁止』を刊行、話題に

あさのあつこ[アサノアツコ]
1954(昭和29)年岡山県生れ。’97(平成9)年『バッテリー』で野間児童文芸賞、2011年『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞

清水朔[シミズハジメ]
唐津市生れ。2017(平成29)年『奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌』が日本ファンタジーノベル大賞最終候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひさか

148
恩田陸:球根、阿部智里:穴のはなし、宇佐美まこと:半身、彩藤アザミ:長い雨宿り、澤村伊智:涸れ井戸の声、清水朔:たからのやま、あさのあつこ:赤剝け兎、長江俊和:例の支店、の8つの短編を2021年8月新潮文庫nexから刊行。ホラーアンソロジー。気持ち悪い、不気味、猟奇的、偏執狂的な感じのかつ、ありふれた展開のお話が多くていやーな感じになりました。いやほらーだ。2021/09/26

タイ子

129
熱帯夜が続く真夏の夜をいかがお過ごしですか?てなわけでこわ~い話でも読もうかと。こんなの読むと寝られないじゃん!手練れたこれだけの作家さんが揃えば読ませてくれますよ。8人の作家によるアンソロジー。学校で、バスの停留所で、山の中で、森の中の廃屋で・・・。この世とあの世をつなぐ何かが。「例の支店」の2転、3転する結末が面白い。「たからのやま」ってそういうことだったのね。ゾワリ!2021/08/06

あきら

128
ひとつひとつの作品の完成度が高い。 個人的には「半身」「赤剥け兎」のテイストが怖かったです。 怪談話を聞くような感覚でこの季節にぴったりです。2021/08/07

モルク

112
8人の作家さんたちによるホラーアンソロジー。清水朔さんは初読み。他の作品も読んでみたくなる。澤村伊智さんの「涸れ井戸の声」読んだ人は超怖いという同名の作品は探しても見つからない。本の中をさまよっている作品なのか。涸れ井戸を覗くと、そこに見えたものは何か、きっとすごく…あぁ読んでみたくてたまらない。彩藤アザミさんの「長い雨宿り」その村では雨が降ったら外に出てはいけない。子供にしか見えない「あばださま」息がつまりゾゾ度は最高潮。それぞれの作家さんの特徴が出ていてどれも良質な作品。2022/07/16

中玉ケビン砂糖

101
【日本の夏は、やっぱり怪談】安定した執筆陣で面白く読んだが、澤村伊智「涸れ井戸の声」が頭ひとつ抜けている。「読みたい」「知りたい」という読者本来の性質に訴えかけるニクい構造で、廃業した元作家の先輩から受け取った没原稿を経由するというのにも巧みさがいや増す。作中に出てくる強烈なキャラの大御所先輩にもニヤリ。オチはもちろん……。2022/08/06

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