出版社内容情報
冬間美咲。あるいは、ウォーター。架見崎という街から生まれた、最も新しい伝説。香屋歩を英雄と呼ぶ、美しい少女。だが、彼女は現実世界で死んだはずだった。ありえない再会は、なぜ叶ったのか。能力が生んだ奇跡? まさか。世界はもっと、泣きたくなるほど残酷だ。「君を作ったのは私だ」――いま、常識は崩れ、たった一つの真実が明かされる。慟哭と戦慄の青春劇、第5弾。
内容説明
冬間美咲。あるいは、ウォーター。架見崎という街から生まれた、最も新しい伝説。香屋歩を英雄と呼ぶ、美しい少女。だが、彼女は現実世界で死んだはずだった。ありえない再会は、なぜ叶ったのか。能力が生んだ奇跡?まさか。世界はもっと、泣きたくなるほどに残酷だ。「君を作ったのは私だ」―いま、常識は崩れ、たった一つの真実が明かされる。慟哭と戦慄の青春劇、第5弾。
著者等紹介
河野裕[コウノユタカ]
1984(昭和59)年、徳島県生れ。2009(平成21)年、『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』でデビュー。’15年、『いなくなれ、群青』で大学読書人大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
48
現実世界で死んだはずだったトーマとのありえない再会はなぜ叶ったのか。架見崎という街の常識は崩れ、たった一つの真実が明かされる第五弾。各チーム入り乱れての戦いに時折垣間見える愛憎劇。架見崎から消えたトーマと、香屋に明らかにされてゆくこの世界の真実。トーマの思惑が読めない中で、パンが急速に存在感を増してきていると感じていましたが、ここに来て思っていた以上にエグい構図が一気に明らかになりましたね。最後に起きた出来事は新たな布石として大きな鍵を握りそうで、ここから新展開がどうなるのか現時点では予測が難しいですね。2021/03/30
まるぼろ
39
架見崎を始めとする様々な謎が明かされる巻。平穏な国を離れたウォーターが新たなチーム「世界平和創造部」を作ってすぐに姿を消す中、PORTではユーリイによる内紛が始まり…というお話です。河野先生の作品なので今作でも魔女がガッツリ絡んでいるのではと想像していたので、それとは真逆と言える世界と架見崎と香屋達のあり方に驚きました。そんな架見崎の存続が危うくなっている中で現状後手を踏んでしまっている香屋がどう巻き返しの一手を打てるのか気になりつつも次巻の展開が楽しみです。2021/04/10
ピース
34
これまでの展開を根底から覆す事実が判明する。トーマが、しおりが、そして歩が!ウロボロスとは何者なんだろうか。新たな展開が気になる。2023/05/01
らび
28
今までの集約のようなかなりの謎が明かされましたが、これはたぶんゲームの世界なのだろう?自分キャラを作って・・いささか簡単な想像はありましたけど、そうですか~色々ネタバレしそうなので回避しますが、ここに来て8月の架見崎がどう終わるのか。新たに登場した「蛇」彼は誰なんだろう?まだまだ楽しみは尽きません。2021/05/13
Junichi Yamaguchi
25
『彼の戦いは、いつだって白紙のノートから始まる』… いやぁ、急展開! その上、壮大過ぎて頭がついてかない… 彼は何を思うのだろう? 祈りが無価値な世界で、彼の戦いを見届けたい。。2021/04/20