出版社内容情報
巨大疑獄の闇を暴け!知略と策謀の警察小説。東京オリンピックの後、急激に治安が悪化した首都。大量の難民の発生と過激派の台頭とともに多発するテロ計画を察知し、未然に鎮圧すべく、総理直轄・女性 6 名の特殊捜査班、通称「R.E.D.」が警察庁に設立された。謎のテロリスト〈勿忘草〉を追う彼女たちは、副総理と警視総監が絡む政官業巨大疑獄の影を捉える。元警察庁キャリアのみが描けるリアル。警察小説の新機軸がここに誕生。
内容説明
東京オリンピックの後、急激に治安が悪化した首都。大量の難民の発生と過激派の台頭とともに多発するテロ計画を察知し、未然に鎮圧すべく、総理直轄・女性6名の特殊捜査班、通称「R.E.D.」が警察庁に設立された。謎のテロリスト“勿忘草”を追う彼女たちは、副総理と警視総監が絡む政官業巨大疑獄の影を捉える。元警察庁キャリアのみが描けるリアル。警察小説の新機軸がここに誕生。
著者等紹介
古野まほろ[フルノマホロ]
東京大学法学部卒業。リヨン第三大学法学部修士課程修了。学位授与機構より学士(文学)。警察庁1種警察官として警察署、警察本部、海外、警察庁等で勤務し、警察大学校主任教授にて退官。2007(平成19)年、『天帝のはしたなき果実』で第35回メフィスト賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しんたろー
150
『信任刑事』が良かった古野さん2冊目。「女性捜査官たちが活躍するサスペンス」という触れ込みに惹かれ手にしたが…場違いな所に来てしまった気分…「凝ったアニメ」みたいな世界観が馴染めないからだ。近未来SFで伝奇が匂う物語に警察用語や独特の言い回しを多用しているので、読み辛いしついていけない。「途中で挫折しない」主義なので頑張っていたら、中盤以降は慣れて少しは楽しめた。若い頃に漫画を読み漁った昭和中期オジサンなりに考えると「異能の美少女たちで『ワイルド7』を模した作品」と理解した(傑作漫画には遠く及ばないが)。2018/01/12
徒花
118
久しぶりに読んだ古野まほろさんの作品。Amazonだと「読みにくい」という酷評レビューが並んでいるが、いやいや、ほかの古野作品と比べれば段違いに読みやすいし、シンプルな物語になっていると思う。東京オリンピック後、荒廃しきった日本を舞台に、攻殻機動隊SACみたいな警察の超特務機関の少女たちがテロ活動を防ぎつつ、巨悪を暴いていく物語。SF作品なのかと思いきや、なんと後半でこの作品がファンタジーであることが判明したのはちょっと仰天した。ちょっと残念なのは、舞台設定をあまり活かしきれていない事件だったこと。2022/05/02
海猫
66
設定にぶっ飛んでる感と地に足の着いた感、両方あるのが凄い。こういう近未来感をリアルに小説で味わうのも久しぶり。内容も濃いが悪く言えばごちゃっとしてちょっと読みにくい。もうちょっと構成がスッキリすればかなりの面白さと思うのだが。2017/10/21
坂城 弥生
46
派手なアクションや駆け引きが面白かった。シリーズ追っかけようと思います。2022/01/18
はな
45
図書館本。警察ものだと思い読んだけれど、ちょっと違った。チームなので仕方がないのですが登場人物が多くって、誰が誰だかわからなくなってしまって・・・。そこが残念。テンポはいいので勢いよく読めました。ラストで彼女たちの正体がわかったのでおそらく続きがあるのかなって思いました。2017/10/28
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