新潮文庫<br> さとり世代探偵のゆるやかな日常

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新潮文庫
さとり世代探偵のゆるやかな日常

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  • サイズ 文庫判/ページ数 362p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101800325
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ノリ押し名探偵と無気力主人公が遭遇する休講の真相、孤島の殺人、先輩の失踪。イマドキの空気感溢れるさとり世代日常ミステリー。

大学生になった僕はやりたいことが特にない。幼馴染の灯影院に流されてうっかり「探偵同好会」を始めたら、ヤツのもっともらしい無茶推理に振り回される日々がやってきた。しょせん「休講の真相」程度の素人探偵の僕らは、やがて孤島の殺人にまで巻き込まれ――。軽やかなタッチで紡がれる会話芸の中から、現代の空気感があふれ出す新鮮ミステリ。

内容説明

大学生になった僕はやりたいことが特にない。幼馴染の灯影院に流されてうっかり「探偵同好会」を始めたら、ヤツのもっともらしい無茶推理に振り回される日々がやってきた。所詮「休講の真相」を推理する程度の素人探偵だった僕らは、やがて招かれた孤島で殺人事件にまで巻き込まれ―。軽やかなタッチで紡がれる会話から、現代の空気感があふれ出すユル~い日常ミステリー登場!

著者等紹介

九頭竜正志[クズリュウマサシ]
1987(昭和62)年、福井県生れ。2014(平成26)年、「さとり世代探偵の緩やかな日常」が「第1回新潮ミステリー大賞」最終候補作となり、新潮文庫nexよりデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hnzwd

45
物欲少なめ。やりたい事があまり明確ではなく受動的。酒も煙草もあまりやらなくて、、誰が呼んだか『さとり世代』の大学生を主人公とする連作短編集。ゆるゆると描かれる日常の謎は、暇を持て余した大学生の遊びをリアルに感じさせます。作品の性質的に謎は小粒ですが、夏合宿先は孤島で因縁のある一族が居て、事件が起こる、、っていう定番も抑えてます。登場人物の名前が一捻りあるのは、、あれか。キラキラネームか。2015/05/05

ソラ

39
前半のゆるやかなところからの最後の孤島殺人事件というシリアス展開。後半になってやっと主人公たちに良さを感じるようになった。特に灯影院(最初は苗字かと…)坂本先輩の設定はちょっと無理があるようには感じた。2015/05/16

Fondsaule

20
★★★★☆ ゆるゆるの日常ミステリーかと思って読んでいると、後半は人が死んだりする深刻な事件へ。結構面白かった。2020/06/04

えび

20
序盤(というか前半部分)が盛り上がりにかけ、ミステリーというより日常系青春小説?な感じで少し読んでるのがつらかったです。後半は予想外の展開でテンポもよかったです。日常系ミステリーというか日常→ミステリーな一冊。2016/03/08

*mayu*

20
なんかゆる〜い話だなぁと思いながら読み進めていったら中盤でドカンと殺人事件に巻き込まれ一気にシリウスな展開になってびっくり(笑)ざっくりした感想では可もなく不可もなく…といったところでしょうか。あまり登場人物たちに魅力を感じなかったのもあるかなぁ。それともさとり世代モノは合わないのか?(私はギリゆとり世代←)割と好き嫌いはハッキリする作品だと思います。2015/06/10

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