出版社内容情報
「あなた、もう死んでるんですけど」──自分が死んでいることに気づかない人間を速やかにあの世へ送る、前代未聞、死神お仕事小説!
「私、死んでいるの?」「はい。ご愁傷様です」梶(かじ)真琴(まこと)が、喫茶店で耳にした不可解な会話。それは、保険外交員風の男が老婦人に契約書のサインを求めている光景だった。漫画家志望で引きこもりの梶が、好奇心からその男を追及したところ、死んだことに気づかない人間を説得する「死神」だと宣(のたま)う。行きがかり上、男を手伝う羽目になったのだが──最期を迎えた人々を速やかにあの世へ送る、空前絶後、死神お仕事小説の金字塔!
内容説明
梶真琴が、喫茶店で耳にした不可解な会話。それは、保険外交員風の男が老婦人に契約書のサインを求めている光景だった。男は、死んだことに気づかぬ人間を説得する「死神」だと宣う。漫画家志望で引きこもりの梶は、なかば強引に死神業を手伝わされることに。最期を迎えた人々を問答無用であの世へ送る、空前絶後、死神お仕事小説!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
275
ちっ、ちくしょーぅぅぅ。このタイトルはね、もう既に亡くなっている方に、その事実を告知するって風を装っているのですけれどもが。その実、死神である余見が、冴えない主人公(?)である梶くんの心を読んでの罵詈雑言を介しての、筆者から読者である儂へのお知らせなのであっただよ(´•ω•̥`)ソコマデイワンデモ。と言う冗談はさておき、展開も面白いですねぇ。こんなと言っては余りにも失礼ですが、口の悪い死神の話で生と死、そして生きる意義を考えさせるとは、やるなユウリさん。小説の世界を侮って済みませんでした。2025/02/10
ehirano1
248
やっぱりそうじゃないかと思ったんですよ。続編が楽しみです。2019/05/04
うっちー
118
軽いなりに死について考えさせられました。最後はいならいのでは・・・・ 2015/09/22
yayoi
102
死神の話って結構いっぱいあるし、今更な感がなくもないのだけれど、 読んでみたら、やっぱりな部分も少なくなかったw でも死神の、いかにもなキャラとか安心して楽しめた。 もっとも最後のは蛇足ですねー。作者にとっては大事な部分だったのかな?
た〜
94
美形で漫画が好きな死神が、詐欺師でケンシロウでカンフースターな話。ヒキニートで死神顔な主人公が死神の手伝いをさせられて、救いのない現場に立ち会う羽目に。結局主人公は××であることは最初からの予想通り。エピローグは・・・うーん どうなんだろう?2019/12/01
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