内容説明
旧約聖書はいつ、誰が書いたのか?イエスの本当の生年は?イエスの磔に使われた釘は何本?世界の終末は来るのか?聖書をめぐるあらゆる謎・疑問が、宗教画を読み解くことで明らかに。旧約聖書の創世記から、新約聖書におけるイエスの誕生と死、ヨハネの黙示録にいたるまで、名古屋弁風の「カナン弁」による会話を織り交ぜながら、平易に解説。世界の美術館めぐりにも役立つ。
目次
旧約聖書(「創世記」を読む;「旧約」はシュメールにあり;約束の地カナン;「出エジプト記」;栄華かくあり)
新約聖書(イエスの誕生;聖母伝説;洗礼者ヨハネ伝;荒野に呼ばわる声;メシア ほか)
聖人列伝抄
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fseigojp
25
旧約は土俗的なので名古屋弁があうけど、新約は詩的なので、ちょっと難あり2015/09/25
金吾
15
思っていた絵画の紹介ではなく、旧約・新約を一連の流れでまた名古屋弁風のカナン弁で表していて読みやすかったです。絵画は挿絵として見させてもらいました。2021/01/01
のんたんの
10
確かに。。そうだよなあ、教科書、お勉強感覚になりがちだから・・時代や国の壁を取り払うことで、遠い世界の話ではなく、リアルな出来事としてみれるような、読み易い文章でした。記された物でしか判断できない事の怖さを思ってしまった! 色んな角度から慎重に見極めるのって大切だ。。2010/01/25
まりこ
5
再読。高校生の頃、ハードカバー版が初読…品はないけど結構好き。ユダヤ教・キリスト教に強い思い入れがある方には不向き。専門家の本ではないので鵜呑みしてはいけないが「ダヴィンチコード」や「聖☆おにいさん」の参考ならこれで十分。著者がキリスト教徒のようだけれど、よく書いたね。2011/05/30
Ar
4
有名なエピソード的なのを一通り読めて面白かった。やはりと言うか、当然、聖書をモチーフにしているものは多く、読んでいる途中にこれも、あれもじゃないかと調べながら読んだので楽しかった。「一粒の麦地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、もし死なば多くの実を結ぶべし」2021/02/14