内容説明
法華経とは、お釈迦さまの生涯で最後に説かれた法話を集めた経典で、もっとも尊い教えといわれています。法華経が他の経典と異なるのは、そのスケールの大きさです。大地が震動し、空から花が降ってきたり、数えきれないほど多くの如来や菩薩が天の果て・地の果てから集合し、お釈迦さまの説法に聞き入ります。この本は、まるで壮大なオペラのような世界を絵と文で紹介したものです。
目次
序品第一
方便品第二
譬喩品第三
信解品第四
薬草喩品第五
授記品第六
化城喩品第七
五百弟子受記品第八
授学無学人記品第九
法師品第十〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
16
ブルース・リー師父の”Don’t think feel” なんだろう。自分は縁なき衆生のようで有り難味を感じ取れず。ページを左右ではなく上下に開き、上の頁には、ほんわかした和尚の仏画、下の頁には、お経の訳。直訳ではなく、繰り返され、溢れる修辞はあっさりとして、やさしい現代語に訳して説かれる。多少馴染みのある、俗に「観音経」と呼ばれている「普門品第二十五偈」は、漢文ではよくわからなかったことばが身に入る。ガンジス川の砂の数の、その砂の数を掛けた数という、極超の世界観は、五分の魂では量りし得ぬものがあるのか。2014/08/17
yashi
0
史実と異なるのは「方便」という言葉に尽きるのだろうか?もう少し仏教のこと知らないと厳しかったかな。2011/06/05
あみか
0
法華経を判りやすい絵解きで。 ビジュアルって大事だと思う。2022/06/24
くらさん
0
実家が日蓮宗で何度も聴いていたお経。でもその中身は知らないし意味はわからなかったので、何かの発見があればと思い手に取った。 宗教についてはよく分からなかったけど、あのお題目にはこんな意味があったのかと知れてスッキリした気分。お盆にもなるし、もう少し心を込めて唱えてみようかな。2021/08/09