新潮文庫
ホスピス通りの四季

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101477121
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C0195

内容説明

80歳の老婆は「死にたいような、生きたいような、なー先生」と言う。癌の母親を看取った息子は「百点です。…みんなが揃っとるときに、百点満点の死でした」と言った。死ととなり合わせで生きる患者たちと、それを見守る医師。鳥取赤十字病院内科に勤務した著者が、日々の臨床の中での患者や家族たちとの交流を、穏やかなまなざしで綴ったエッセイ55編。

目次

下駄屋のとっちゃん
空を見上げる市蔵じいさん
キクさんはタイムトンネルをくぐって行く
よしえちゃん、わかるかあ
ツッパリ兄ちゃん、点滴に来る
仕事せんでええってこと、夢だったのに
気兼ねなしの暮らしが一番です
な、先生、もう、しまおう
大山、行ってきました
透析十七年の音子さん〔ほか〕

著者等紹介

徳永進[トクナガススム]
1948(昭和23)年、鳥取県生れ。京都大学医学部卒。鳥取赤十字病院内科部長を経て、2001(平成13)年12月、鳥取市内でホスピスケアのある19床の有床診療所「野の花診療所」を始める。’82年、『死の中の笑み』で講談社ノンフィクション賞を受賞。臨床医として勤務するかたわら旺盛な執筆活動を続け、『医療の現場で考えたこと』『臨床に吹く風』『カルテの向こうに』『隔離』『死のリハーサル』など著書多数。’92年、第1回若月賞を受賞した
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