内容説明
異常に繊細で神経質だった子供の頃、法律学校に学び官僚の道を歩んだ青年時代、そして、作曲家として栄光の頂点に達するまで―。親しみやすい流麗なメロディと抒情で人を惹きつけてやまないチャイコフスキイの音楽の魅力と、謎につつまれた複雑な人間的側面に光を当てた本格的評伝。年譜、作品表ほか、佐藤陽子、間宮芳生ら9人の音楽家のコラムを付したオリジナル・カラー文庫。
目次
第1章 その背景
第2章 生い立ち
第3章 職業音楽家への道
第4章 一人立ち
第5章 国民主義への傾斜
第6章 名声への道
第7章 秘密
第8章 放浪のマエストロ
第9章 定住・新たな飛躍
第10章 死後に残したもの
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろみ
12
30年前、はじめてチャイコフスキーのシンフォニーを弾く前に買ったと思われる本を発掘しました。この秋また何度目か、同じ曲を弾くにあたって。改めて読んで、当時のことや他の有名人達との絡みもわかって、また、写真も多くて楽しかったです。 私は彼が6番を作曲した同じ年代になり、またこの曲は遺作にあたります。見える景色の違いを楽しみながら、しばらく練習したいと思います。2025/09/09
のほほんなかえるさん
1
くるみ割り人形を聞きながら読みました。2011/04/22
ma_non_troppo
1
作曲家が子どもだったとき、家で開かれた音楽会のあと、「音楽! 音楽がここから離れない!」と言いながら頭を叩いていたという逸話が素敵だった。2010/02/04
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- 和書
- 迷走する都市銀行




