• ポイントキャンペーン

新潮文庫
動かぬが勝

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 275p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101466125
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

還歴を過ぎ念願の剣の修行を始めた、大店の元主・上州屋幸兵衛。熱心な道場通いで七年目に切紙持ちとなったが、大切な奉納試合を前に負けが込んできた。稽古不足か慢心か。日々の心を如実に映す剣の不思議を描く表題作はじめ、倅の敵を求め老親と孫連れで遍歴する男の執念の物語「峠の剣」ほか、自身も剣道の高段者である著者が切先に漲る緊張を臨場感たっぷりに描く本格剣豪小説集。

著者等紹介

佐江衆一[サエシュウイチ]
1934(昭和9)年、東京生れ。コピーライターを経て’60年、短編「背」が新潮社同人雑誌賞を受け作家デビュー。「繭」「すばらしい空」などで5度芥川賞候補となり注目された。’90(平成2)年『北の海明け』で新田次郎文学賞、’95年『黄落』でドゥ・マゴ文学賞、’96年『江戸職人綺譚』で中山義秀文学賞を受賞。古武道杖術師範、剣道五段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Book Lover Mr.Garakuta

12
【速読】【図書館】:剣豪の短編集。面白かった。ゲームのヒントになるかも。2022/03/14

タツ フカガワ

5
前にアンソロジーで10ページほどの掌編を読んで気になっていた作家。7つの短編のなかにある「江戸四話」が不思議な一編で、20ページほどのなかに、質屋の主人、錺職人、丁稚の少年らのある一日の断片が描かれる。しかも四話に何ら関連はない。まるで江戸を主題に四者のジャズソロ(情景)を楽しむような作品でした。また「永代橋春景色」も素晴らしい一編で、ラストは感涙。再読必至の本となりました。2018/06/25

ツキコヨウ

1
短編だったかな。解説から入って読んでみた。特に理由はありませんがね。良かった、おもしろいです。読んで損はない。2014/06/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4237597
  • ご注意事項

最近チェックした商品