内容説明
きょうも元気に(?)寝込んでいる、若だんな一太郎の周囲には妖怪がいっぱい。おまけに難事件もめいっぱい。幼なじみの栄吉の饅頭を食べたご隠居が死んでしまったり、新品の布団から泣き声が聞こえたり…。でも、こんなときこそ冴える若だんなの名推理。ちょっとトボケた妖怪たちも手下となって大活躍。ついでに手代の仁吉の意外な想い人まで発覚して、シリーズ第二弾、ますます快調。
著者等紹介
畠中恵[ハタケナカメグミ]
1959(昭和34)年、高知県生れ、名古屋育ち。名古屋造形芸術短期大学卒。漫画家アシスタント、書店員を経て漫画家デビュー。その後、都筑道夫の小説講座に通って作家を目指し、『しゃばけ』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ehirano1
293
もうね、やっぱりこの設定が良いんだと思いますよ。病弱な若旦那をいろいろなあやかし達が見守りながら若旦那の成長を何気に支援している情景にほっこりせずにはいられません。一方で、相変わらずお菓子に目が無かったり、メンドクサイことに不満を漏らしたりとあやかしたちの振舞に何故か人間を感じさせるのが本書の裏テーマのような気がしています。2024/04/06
よむヨム@book
244
★★★☆☆ 星3つ 本当にこのシリーズはサクサク読めて気持ちいい。 この巻は、しゃばけで語られた松之助さんの桶屋東屋での出来事の詳細やその後のことが語られホッとし、 仁吉さんの悲恋話に加え、伊三郎さんとおぎんさんとの馴れ初め話まで読めて面白かった。 ただ、読み終わりにおまきちゃんがあんなことになってしまって、悲しかった。2022/02/27
小梅
229
兄松之助が長崎屋に来て、若だんなからの暖かい言葉と優しさに、松之助の孤独から解放された安堵の涙に、電車の中で思わず涙が… 仁吉の思い人が、まさかここに繋がっていたとは! 益々面白くなってきて、先が楽しみ♪2014/02/17
じろレポ!マシマシ!
219
久しぶりに畑中先生の時代劇ファンタジー堪能しました。短編で読みやすいし、内容が軽い?と感じる事もありますが、それがいいんですよ。今回は「仁吉の思いの人」良かったですね。こんな話の展開想像もしてませんでした。人と違って1000年も思い続けた失恋の話。妖はスケールが違いますね。ちゃんとオチもあって。チャンチャンです。(^^; 鳴家や屏風のぞきの活躍?(^^;も楽しみです。 さあ次はなんだったけ?(^^;2013/04/20
ドナルド@灯れ松明の火
162
しゃばけに続いて読んだ。相変わらず読みやすく微笑ましい。でも少しメリハリがついてきたのかな。仁吉の千年の恋なんてロマンチックでいいなぁ。次はねこのばばに行こう。2010/11/17




