内容説明
あるときは山手線に乗ってターミナルごとのフィールドワーク。あるときはSF的なキャンパスや巨大高層団地へファンタスティックな冒険旅行。ディズニーランドやエスニック・レストランでは、外国気分を味わったりして…。古いものと新しいものがモザイク状に組み合わされた街・東京の、もうひとつの貌、もうひとつの魅力。巨大都市を感じ、考え、遊ぶための知的ガイドブック。
目次
環境論(それぞれの駅の貌;防人たちの石の箱;近未来のキャンパス;廃墟の中のオアシス;BYE-BYE ウォークマン;白い街の歩き方;世紀末のカオス)
風景論(かつて君はアイドルだった;異国の記号群;超高層ビル絶景;移動の快楽;湾岸・水の街ツアー;現代の遺跡;時間軸往来)
遊戯論(文化情報の時刻表;ロフト・カルチャー;都心の別荘;学びの遊園地;祝祭都市のミニアチュール;“未来”とのデート;閉じられた夢の国)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部
1
さくっと読んだ。 いまの時点で新しいことは書かれていないけど、都市の読み解き方、付き合い方についての誠実な分類、またはインデックスになっていると思う。 背景にあるのは記号論や都市論。情報として構造的に読み解く視点を抱えた状態で、改めて身体を起点に、著者にとっての東京を描いている。 全編通して前向きな意思を感じる。東京に生まれ、知的に・詩的に・身体的に楽しむ彼女がいまの東京に生きていたら何を考えたのだろう。 また昭和31年生まれではなく、平成生まれ、21世紀生まれにとっての東京は?2020/12/03
Eeyore
0
月の湯 古本まつりで購入2008/10/12
丰
0
Y-202006/05/12