新潮文庫
池波正太郎指南 食道楽の作法

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  • サイズ 文庫判/ページ数 247p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101453248
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「今日が人生最後かもしれない。そう思って飯を食い酒を飲め」池波正太郎直伝! 粋な男を極めるための、実践的食卓の作法。

「今日という日が人生最後かもしれない。そう思って飯を食い酒を飲め」無類の食通として知られた池波正太郎は、常に食に真剣勝負を挑んだ。男なら、朝からいきなりステーキ丼(どん)。器や道具にまで拘(こだわ)ってこそ真の食道楽。春は筍、夏は鮎、秋は松茸、冬は牡蠣。四季折々の旬を味わうべし……。食べることは即ち生きること。大作家直々の教えを受けた著者が伝える、男の粋を極めるための食作法。

内容説明

「今日という日が人生最後かもしれない。そう思って飯を食い酒を飲め」無類の食通として知られた池波正太郎は、常に食に真剣勝負を挑んだ。男なら、朝からいきなりステーキ丼。器や道具にまで拘ってこそ真の食道楽。春は筍、夏は鮎、秋は松茸、冬は牡蛎。四季折々の旬を味わうべし―。食べることは即ち生きること。大作家直々の教えを受けた著者が伝える、粋を極めるための食作法。

目次

1 以酒養真の部
2 食道楽「春」の部
3 食道楽「夏」の部
4 食道楽「秋」の部
5 食道楽「冬」の部
6 亭主八杯の部

著者等紹介

佐藤隆介[サトウリュウスケ]
1936(昭和11)年、東京生れ。雑文製造処「鉢山亭」主人。広告代理店のコピーライターを経て、池波正太郎の書生をつとめた。現在は、酒・食・器の「食卓に関わるもの」のみにテーマを紋り文筆活動を営む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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佐々陽太朗(K.Tsubota)

50
ちょうど一月前に『鬼平先生流 粋な酒飯術』(佐藤隆介:著/小学館文庫)を読んで、すっかりファンになった佐藤隆介氏の御本。”男の酒飯の作法”はどうあるべきか、口福のなんたるかを語った本である。題名にあるとおり、師と仰ぐ池波正太郎氏の薫陶を受けてのものだけに、随所に池波流の作法が出てくる。しかしそれは十二分に佐藤氏に染みこみ、すっかり佐藤氏の軌範となっており、ここに書かれたことは佐藤氏の生き方そのものだ。 2024/06/26

ドナルド@灯れ松明の火

20
佐藤隆介による池波さんの食に対するこだわり、考え方を描いた作品。以前読んだエピソードもあったが、池波さんの話は何度読んでもうなずかされる。10年間の書生を経て破門されても、池波さん話で本を書き(書も書くようだが)それで好きな酒を飲めるという生活手段を与えた池波さんはやっぱり凄い。池波さん譲りの食へのこだわりには感心させられた。2015/06/06

さいたまのたぬき

16
著者の佐藤さんは池波さんの書生を務めていたこともあり その薫陶を受けています。 直接池波さんからお聞きしたということ 佐藤さん自身の体験や経験を加味して 春・夏・秋・冬の季節の食事 お酒の飲み方を ちょっと若者への説教風な文体のエッセイに仕上げています。 いささか説教風が勝ちすぎて 鼻につく感じもありますが、 そこは錦の御旗池波さんがこうおっしゃっていた とこられると池波好きには ぐうの根もでません。 2014/10/06

ドナルド@灯れ松明の火

15
再読。内容はところどころ覚えがあった。佐藤隆介が池波さんの書生になったが、10年後袂を分かつことになったのがなんとなくわかる気がした。池波さんの虎の威をかる自尊心溢れる書生だったのかも。後半はそこが鼻についてきた。2020/03/20

TAK

2
亭主の役目として典座が献立に困ったら旬の食材を思い浮かべてアイデアが出せるくらいの知識、典座が思う存分、腕を振るえる食材を揃えられる甲斐性、外で美味いものを食べさせて味覚向上に努めさせる事と言うのが印象に残った。少なくとも旬の素材については、この本を読めば知識が着くと思います。2013/08/31

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