内容説明
父親の事業の倒産がビンボーのはじまりだった。苦労知らずのお嬢様のキャンパス・ライフは、アルバイト暮らしの日々へ急転回。ウェイトレスに訪問販売、塾の講師…艱難辛苦を乗り越えて、手塚治虫のアシスタントとなり、きびしい修行と遊びの毎日から憧れのプロのマンガ家デビューを果たすまでの面白おかしくケッタイな日々を描く、熱血青春奮闘記。まさに、赤貧笑うがごとし。
目次
第1章 手塚プロの日々(引き出しの中の財布;カナしき海亀;みっちりマクドナルド ほか)
第2章 ひまわり荘の日々(女のシアワセ;寒い冬;アシスタントを頼む ほか)
第3章 お金の神様(バイク生活;テニス、ディスコ、ジャズダンス;失恋の痛手 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
OHモリ
2
●数年前に読んだ印象がとっても面白かったので読み直しで図書館本。大学生の時に父親の会社が倒産してお嬢様生活から突然ビンボー生活に転落したものの明るくたくましく漫画家になっていくという青春エッセー?「貧乏」と「ビンボー」の違いを知ることのできる良書?笑えるがやっぱ初読み程の感激はなかった。「アイムホーム」は愛読書、名古屋出身だったんだぁ ●カタカナの使いかたやコノヤロー的な感情の表現が椎名誠さんに似てると思っていたが、帯には彼が一言書いたとのこと、つながりがあったのね!?最近見かけないけどどうしてるのかな?2017/03/23
nabeko
1
手塚治虫のアシスタントをしていた石坂さんのお金にまつわるエッセイ。石坂さんが青春を過ごした昭和の時代背景がよくみんな貧乏で楽しそうなのがいい。それにしても石坂さんうら若い女性だったはずなのに豪快すぎる(笑)2016/03/17
MIHO
1
面白かった。とくにピノコ語(;^_^ しかし私、この方のマンガ読んだことないんだわ。顔はわかるのに。 2014/07/24
深月
1
男の人の話だと思ったら、女性だった。しかも漫画家!? 貧乏でも借金があっても夢があるから頑張れるって夢のない自分からすれば羨ましいお話。 作者が過ごした70~80年代って物はないけど豊かな時代だったんだろうなぁ。大人の昔話が好きな自分にはまあまあ楽しい昔話でした。2011/11/25
カンパネルラ
0
非常に同感出来る内容のエッセイ。貧乏暮しい関してはこの人の魅力が出ている。手塚プロ時代の話は特に興味深かった2004/09/14