新潮文庫
殺したい蕎麦屋

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101448404
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

殺したいなんて不謹慎?真実のためならかまうものか!! 蹴りたい店、愛しい犬、忘れられない旅。好奇心と追憶みなぎるエッセイ集。蹴りたい蕎麦屋、というものがある。思い当たる店があるだろう? 忘れられない犬がいる。遠い記憶を辿ってみれば、人懐っこく吠えているはずだ。世界中を旅して回り、最高にうまい〈ヘンなモノ〉を食い、冷えたビールをうぐうぐと飲み、焚き火を眺めて夜を明かす。そして好きなコトも嫌いなモノも、悩まずとにかく書いているのだった――。好奇心と追憶みなぎる感情的エッセイ集!

椎名 誠[シイナ マコト]

内容説明

蹴りたい蕎麦屋、というものがある。思い当たる店があるだろう?忘れられない犬がいる。遠い記憶を辿ってみれば、人懐っこく吠えているはずだ。世界中を旅して回り、最高にうまい“ヘンなモノ”を食い、冷えたビールをうぐうぐと飲み、焚き火を眺めて夜を明かす。そして好きなコトも嫌いなモノも、悩まずとにかく書いているのだった―。好奇心と追憶みなぎる感情的エッセイ集!

目次

さらば愛しき犬たちよ
辺境の食卓
殺したい蕎麦屋
“本場”と“本格”には気をつけよう
好きなもの
なくてもいいもの
ぼくの駆け出し時代
貧しい人間
仕事うた
夏だあらしだ、うっちゃりだ〔ほか〕

著者等紹介

椎名誠[シイナマコト]
1944(昭和19)年、東京生れ。東京写真大学中退。流通業界誌編集長を経て、作家、エッセイスト。『さらば国分寺書店のオババ』でデビューし、その後『アド・バード』(日本SF大賞)などのSF作品、紀行エッセイ、『犬の系譜』(吉川英治文学新人賞)などの自伝的小説、旅と食の写真エッセイと著書多数。映画『白い馬』では、日本映画批評家大賞最優秀監督賞ほかを受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

98
タイトルが面白い。タイトルのエッセイ、蕎麦というのは確かに異様に高いところがあったりする、高いだけならいいがとんでもなくまずかったり量も少なかったりするので納得。冒頭のいままで飼ってきた犬のことやクルマのことも面白かった。どれも短いエッセイなので気楽に読める。外出自粛の今、力を抜いて布団の中で読むのにぴったりの本だった。図書館本 2020/05/01

へくとぱすかる

67
解説の茂木さんは、椎名作品のもつ批評性について述べているし、この本のエッセイにも、その独特の視線のおもしろさを十分に感じることができる。しかし私はやはり、焚き火をめぐる多くの「バカ話」や失敗談のおもしろさの方が好きだ。要するに私は心から屈託のない笑いが欲しいのだろう。オジサンたちの、いい年して何をやっているんだろうね、という種類の笑い、別の本のタイトルにもなっている、「からえばり」にとても共感する。それは私にできないことを、成りかわってやってくれることへの感謝かもしれない。2019/02/01

ドナルド@灯れ松明の火

22
物騒なタイトルだが、表題エッセイには激しく同意。こういう店あるよなぁ。冒頭の犬に関わるエッセイはしんみりしてしまった。今作は自動車関連のエッセイが多かった。いつもの椎名節よりは、はっきりと意見が書かれているように思えた。お薦め2016/08/31

時代

21
なんと衝撃的なタイトルだこと!まぁ中身はいつものバーローな話なんだけどね。交通標語の件がクスリと良かったな。犬の件はシーナさんにしか書けない愛情を感じたなぁ。茂木健一郎の解説は小難しくて、それこそシーナさんにバーローとか言われちゃいそうでヒヤヒヤしたのであります◎2017/05/09

ノニコニ

11
いろんな所に書き散らかした文章をまとめたエッセイ集、椎名誠の本を読むのが25年ぶりだったので懐かしいワードがいっぱいで楽しかった。カヌー犬ガクだったり国分寺書店だったり、ビールやキャンプ。難しくないし楽しく読めた。2022/10/02

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