出版社内容情報
バリ島の濃厚な花の匂いのもと、チリの娼館で、塩が浮くほど乾いたアンデスの山道で……。滴る旅の官能を五感で紡いだ物語。
いくつもの国境を越え、おれを待っていたものは――。巨大なザックを背負い、塩が浮くほど乾燥したアンデスの山道をおれたち四人は空腹と怒りを抱えて歩き続けた(表題作)。バリ島の深い闇。怪しい女に誘(いざな)われ、花の濃厚な匂いのなか激しいキスをした(「どんどんひゃらり」)。南の島のライオン女、川下りでずぶ濡れになったおれを救ったウィスキー。旅する作家、椎名誠が五感で紡ぐ物語。
内容説明
いくつもの国境を越え、おれを待っていたものは―。巨大なザックを背負い、塩が浮くほど乾燥したアンデスの山道をおれたち四人は空腹と怒りを抱えて歩き続けた(表題作)。バリ島の深い闇。怪しい女に誘われ、花の濃厚な匂いのなか激しいキスをした(「どんどんひゃらり」)。南の島のライオン女、川下りでずぶ濡れになったおれを救ったウィスキー。旅する作家、椎名誠が五感で紡ぐ物語。
著者等紹介
椎名誠[シイナマコト]
1944(昭和19)年、東京生れ。東京写真大学中退。流通業界誌編集長を経て、作家、エッセイスト。『さらば国分寺書店のオババ』でデビューし、その後『アド・バード』(日本SF大賞)などのSF作品、紀行エッセイ、『犬の系譜』(吉川英治文学新人賞)などの自伝的小説、旅と食の写真エッセイと著書多数。映画『白い馬』では、日本映画批評家大賞最優秀監督賞ほかを受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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