新潮文庫
家族依存のパラドクス―オープン・カウンセリングの現場から

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  • サイズ 文庫判/ページ数 209p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101442235
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C0111

出版社内容情報

悩みは黙って貯めておくと、重くなる――。「公開の場」における患者と精神科医の問答を通し、明らかになる意外な対処法とは。

悩みは黙って貯めておくと水を吸ったように重くなるが、人に話すと軽くなる――。個人的な悩みを「公開の場」で語るオープン・カウンセリング。スリリングな問答を通し、精神科医が導き出す、悩みへの意外な対処法とは何か。母に暴力をふるってしまう、息子がひきこもりがちになってしまった……。現代人の悩みと迷いの深層に潜む家族問題を解き明かす。『家族パラドクス』改題。

内容説明

悩みは黙って貯めておくと水を吸ったように重くなるが、人に話すと軽くなる―。個人的な悩みを「公開の場」で語り合うオープン・カウンセリング。スリリングな問答を通し、精神科医の著者が導き出す、意外な対処法とは何か。母親に暴力をふるってしまう、息子がひきこもりがちになってしまった…。現代人の悩みと迷いの深層に潜む家族問題を解き明かす。

目次

第1章 父(カルトの信者とクリニックの患者;父と取っ組み合う息子)
第2章 母(人と親密になれない;母に暴力をふるってしまう;母は麻薬?)
第3章 娘と息子(魅力的な母ほど、娘にはスフィンクス;カボチャを怖がる息子)
第4章 自分(自分のこと、すっげぇ嫌いです;恋人にしがみついてしまう;公務員やめました;摂食障害―どん底じゃないけど苦しい;何もかも捨ててしまいたい私)

著者等紹介

斎藤学[サイトウサトル]
1941(昭和16)年、東京生れ。慶應義塾大学医学部卒業。精神科医。家族機能研究所代表。アルコール依存症、児童虐待、過食症、拒食症、アダルト・チルドレンなど嗜癖研究の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

グリーン

5
人の本音は、他者に伝えるまでに多数のフィルターを通すことで屈折して発信される。本人すら気づいていない、言葉に隠された本当の意味をとらえる筆者の洞察力は素晴らしいと思う。2012/11/29

桂世

4
図書館で借りて読んで、とても良かったので中古で買った。「嗜癖」が専門の斎藤学(さとる)先生の言葉に目からウロコだった。2017/10/23

モンジャ

2
自分が大人になりきれていない事とか、実家に帰ると引きこもりになりそうになる事とか、自分じゃどうしようもないこととか、考えさせられました。そんな内容じゃない気もしますが。2013/01/09

ゆう

1
一つ一つのケースが興味深かったけど、スフィンクスの謎、にはなるほど!と思った。2012/05/30

鹿乃子

0
〈過食嘔吐に関するメモ〉食べ吐きする対象は母親。間違ったものを食べたことが悔しくて吐き出す。過食はジャンクフードのような、ばかにするような食事でなければいけない。「間違えた」食べ物だから。人間関係にも同じような障害が現れる。思春期に家離れの衝動が起きた時、それを打ち消して母親にしがみつき、密着や胎児化が起こる。家は子宮を具現化したもの。2017/04/05

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