内容説明
病を患い死線をさまよったオーケンだったが、何とか復活、再びのほほんとした日々を夢見て歩を進める。「地上最弱の空手家」として道場に通い、プラモを作り、プレステと格闘し、女のコに気を使い、映画を観ては号泣し、ライブの楽屋で読書に耽り、そしてホテホテと夕暮れの青森をさすらい…。激レア、高校&浪人時代の秘蔵日記も特別収録。ご存知、超サブカル・エッセイ日記の第二弾。
目次
1995
1996
1997
1998
付録 1982‐1984高校時代と浪人時代の日記
著者等紹介
大槻ケンヂ[オオツキケンジ]
1966(昭和41)年、東京生れ。’82年ロックバンド「筋肉少女帯」を結成し「ナゴム・レコード」よりデビューする。バンド・ブームにも乗り、一躍人気を獲得する。その後、映画やテレビ出演、エッセイや小説の連載など活躍の幅を広げている。『くるぐる使い』で吉川英治文学新人賞候補。また、同書に収録された二編は星雲賞を連続受賞した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツバメマン★こち亀読破中
23
自身の病気やバンド存続、様々な人間関係…オーケンが綴る苦悩の日々。名著『のほほん雑記帳』の感じを期待して読みましたが…うーん、苦労しているのだな彼も。エッセイ以外で彼の情報に触れることがなかったので知りませんでした。そんな中でも苦悶する内面を赤裸々に公開してしまうあたり、オーケンの面目躍如たる1冊です!2015/06/07
CEJZ_
3
1P16行。元の本は1999年刊。1995〜1998年の日記と、巻末付録として高校と浪人時代の日記も収録。表紙画や挿絵は蛭子能収か。この頃は筋少は活動に行き詰まっていたのか、オーケンも悶々としている。高校時代や浪人時代の日記を読むと、東京都心育ちの優位性を認識する。早くにバンドを始め、たくさんライブや映画館に足を運んで仲間たちと遊ぶ。アングラ、サブカル情報にたくさん触れて取り入れまくりだ。田舎者とはちがう。いろいろあって結果として、現在も筋肉少女帯はまだ存続している。解説は雨宮処凛。2024/06/12
教え子と旅する男
3
2013年初読了本。何時も通りのオーケンでした。ホームズもあり、プロレスもあり、超常現象もあり、勿論ロックもある。僕の大好きで、尊敬するオーケンが、この本の中にも居ました。2013/01/04
junne
2
前巻からの続き神経症に苦しみつつ空手道場に入門したりシャーロック・ホームズにハマったりする一方でマンネリ化しつつも仕事としてやらないといけない音楽活動に疑問を持ち、最後は筋少脱退という激動の時期を記録した日記。アンダーグラウンド・サーチライってこんな経緯だったのか2021/09/15
MN
2
「ロックとモノ書きのボンクラな日々を続けています。もう始めてしまったことだから、なんとか続けていこうと思っています」2016/09/26
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