新潮文庫<br> オーケンののほほんと熱い国へ行く

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新潮文庫
オーケンののほほんと熱い国へ行く

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  • サイズ 文庫判/ページ数 233p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101429229
  • NDC分類 292.5
  • Cコード C0195

内容説明

熱い国を歩きたい。たとえ試練が待ち受けようとも、それがカルマなのだから…。まずはインド。カルカッタでは、街の毒気に圧倒され、聖地ベナレスでは、物売りと物乞いの奇襲に負けてしまった。はたまたタイでは、バンコクやチェンマイの安宿で眠れぬ夜を過ごし、つかのまコ・サメットのビーチで楽園の日々を送る。なんだかなぁの胸中で、のほほんホテホテと旅行くバックパッカー道中記。

目次

インド編―そして、インド(ヤマトタケシの青春;何故かインドへ;インドは初めっから妖しいぜ;何かと妖しいインドだぜ;激突!カルカッタ ほか)
タイ編―ホテホテとタイを歩く(熱い国へ行こう!;書を捨てよ、熱い国へ行こう;「何とかなりますよ」と長谷川氏は言った;ホテホテとバンコクを歩む;深夜特急 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

53
筋肉少女帯のヴォーカル大槻ケンヂ(オーケン)が、暑いじゃなくて熱い国へ旅した紀行エッセイ。旅先はTV番組の収録でインドへ。バックパックを背負って初のひとり旅でタイへ。それにしても、インド、本当に熱そう。ただでさえ気温が高いのに人、人、人の多さ、想像しただけで熱い。おまけに一緒に収録に行ったクルーがMBS大阪毎日放送のスタッフ。「ハッキリ言ってインドで聞く大阪弁は暑苦しい」。でしょうね。大阪人でも熱い国で聞こえてきたら暑苦しいだろうなと思います(笑)一転、タイの旅は楽しそう。私もコ・サメット行きタイ。2016/11/23

『よ♪』

48
のほほん、でも熱い──。つか。きっと暑いよね。オーケンがのほほんと綴るインド・タイ紀行。"印度"と言えばオーケンだ。と、いうかたはきっと結構なご年配。中央線に飛び込んだ聖者の言葉は『〇〇は何て〇〇だー』とか期待しながら読み始めたものの、いきなりインドの山奥で修行してダイバダッタの魂宿す歌から始まる本書はホント行雲流水(のほほん)。んー、まぁなんて出鱈目な国インド。ワンルピーサーなガキども。つーか、仕事で訪れた道中記インド編より、仕事からの現実逃避でバックパッカーするタイ編のほうが面白いからさぁ、たいへん♪2021/05/02

吉田あや

27
(再読)遠き日のオーケンの暑い熱い夏の旅。「生」と「死」が必要以上に装飾されることなく自然のまま、生きて死ぬ。デタラメな中にいろんなことを思わせてくれるインド。同じくデタラメながらも、楽園を感じるタイ。ひねもす呆ける楽園コ・サメット。ホグワンビーチ。旅の中で出会った人と、また旅の途中で再会したり一期一会の出会いの中で語らったり、お酒を酌み交わしたりなんとかなるさののほほん旅。開けた感じの"夏休みの国"タイ。大好きなオーケン初の書き下ろし本にしてバックパッカー道中記。2013/08/16

しーふぉ

22
番組の企画でインドへ旅する一行とバックパーカーとなり1人タイを彷徨う二篇で構成されています。タイの方が面白い。安宿に泊まり、タイに滞在している日本人のバックパーカーとの交流など。束縛もなく、煩わしい人間関係もなく、物価も安く暮らしてしまえる、タイでの滞在を夏休みみたいと言う大学生の言葉が印象的。20歳くらいの時に海外を彷徨えば何か変わっていたのかな。2021/03/13

しーふぉ

19
文学的で美しい文章を書くのも才能だし、大槻さんのように軽妙でコミカルな文章を書くのも才能だと思う。2023/10/01

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