出版社内容情報
それが恋の始まりだった――デザイン事務所に勤めるゆかりは、パーティーで岩谷という不思議な男性に出会う。岩谷から電話がかかってくるようになり、ゆかりは彼に心惹かれていく。その声を聞くたびに一喜一憂するゆかりだったが、ある出来事をきっかけに一つの疑念が生まれた。彼はいったい何者なのか!? 照明、ウイスキー、集合写真……一気に恐怖にのみこまれるノンストップサスペンス!
【目次】
内容説明
それが恋の始まりだった―デザイン事務所に勤めるゆかりは、パーティーで岩谷という不思議な男性に出会う。岩谷から電話がかかってくるようになり、ゆかりは彼に心惹かれていく。その声を聞くたびに一喜一憂するゆかりだったが、ある出来事をきっかけに一つの疑念が生まれた。彼はいったい何者なのか!?照明、ウイスキー、集合写真…一気に恐怖にのみこまれるノンストップサスペンス!
著者等紹介
乃南アサ[ノナミアサ]
1960(昭和35)年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、作家活動に入る。’88年『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作になる。’96(平成8)年『凍える牙』で直木賞を、2011年『地のはてから』で中央公論文芸賞を、’16年『水曜日の凱歌』で芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しーちゃん
42
ノンポシェット版とは何?という疑問は疑問のまま、要は祥伝社文庫になる前の文庫のようで、相当古い。乃南アサ作品はほぼ読了しているはずだけど、全ての内容を覚えている訳ではないので再読してみた。思ったより相当古い!一人暮らしの女性の前に現れた好みの男性。電話でやり取りするたび感じる違和感。会話が噛み合わない謎、トリックがわかったところで驚きも少ない。結婚が幸せの第一歩だと信じていた女性たちの時代を感じる作品としか言いようがない。2026/04/24
カブ
30
1990年に上梓された本書。なかなか面白かったし、怖かった。当時は便利だと思っていた電話が、そうとう怖い。ほとんど一気読みでした。2026/05/03
aki
25
36年前の1990年に刊行されたものが今年になって文庫本化された今作だけに、とっても時代を感じさせられる笑。ナンバーディスプレイもない時代だから、誰からの電話か分からないという所の恐怖をジワジワ巧みに引き出している。好きになった人との電話での話がやたら噛み合わず、なんとなく真相が分かり始めるまで繰り返される、のらりくらりな調子にイラっとしながらも読了したけど、36年も前の時代にタイムスリップした感じの背景を感じさせる作品でした。2026/05/11
あやっぴ
21
途中まで焦らし焦らされの男女の関係が、もどかしくイライラしてたけど、そこがこの作品の大事な部分。1990年代前半に書かれたこともあって描写が古いなぁと感じたりしたけど、狂気に満ちたストーリーに、鳴り続ける固定電話はピッタリですね。終盤の急展開は全く予想できなかったので面白かったです。そうそうこの当時、電話って時間帯は多少気を使うも、相手の都合を考えずにかけたものだ。さまざまな思い出が蘇った一冊でもありました。2026/05/11
Mayrin
13
面白かった、一気読みしました。前半は恋愛要素ばかりで、どこがミステリーなのかと思っていましたが、後半一気に...。また乃南アサさんの小説、読みたいです。2026/04/25
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