新潮文庫<br> 風の墓碑銘(エピタフ)〈下〉―女刑事 音道貴子

個数:
電子版価格
¥605
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

新潮文庫
風の墓碑銘(エピタフ)〈下〉―女刑事 音道貴子

  • 乃南 アサ【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 新潮社(2009/02発売)
  • 文庫・児童書 ポイント2倍キャンペーン対象商品(8/24まで)
  • ポイント 10pt
  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年08月11日 17時09分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 331p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101425481
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

白骨死体、今川老人殺害事件、父娘惨殺事件。これらの事件に関連はあるのか。音道の立てたある仮説は、深く重く沈殿しつつあった捜査を大きく動かした。一方、刑事を騙る男が捜査を撹乱する。目的は何なのか。誰が情報を漏洩しているのか。深まる謎と謎が交錯し、溶け合っていく―。人間の欲望という業が生み落としていく悲しみをスリリングに描くシリーズ最高潮の人間ドラマ。

著者等紹介

乃南アサ[ノナミアサ]
『凍える牙』で直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

437
貴子と滝沢のそれぞれ互いに不満を持ちながらも、ズレたコンビネーションが本書の一番の妙味か。噛み合わないにも関わらず、結果的には他の捜査チームを大きく引き離し、大きな手柄に結びついてしまうところも彼らを贔屓している(でしょう?)読者には痛快である。また、今回はお互いの長所を存分に発揮できたようでもある。すなわち、貴子の直感と執念、そして滝沢の刑事としての人脈と生来の天性とが。ただ、惜しむらくは警察小説として地道に捜査に当たってきたものが、最後に急転直下、一気に解決に向かってしまう点である。2020/05/14

ehirano1

126
シリーズ独自の醍醐味を楽しみました。解説で述べられる「ヒロインが小説のなかにいるのではなく、むしろ読者ひとりひとりの暮らしのなかに息づいているような錯覚さえ抱かせる(p331)」は、”なぜ本シリーズにハマってしまうのか?”という問いの答えの1つであるように感じました。なるほどねぇ。 しかし、滝沢刑事が心配。今後は今までとは違った形で音道貴子と係り合うのでしょう。それはそれでいろいろと楽しみです。2016/04/02

yoshida

122
下巻は一気読み。「凍える牙」に次ぐ名作だと思う。また、上巻で予測した哀しい結末が外れて良かった。現在と24年前の事件が繋がる。犯人のあまりの身勝手さや、重ねてきた経歴が顕わになる様子に息を飲んた。人間の悪意の描き方、明かされる過去に、宮部みゆきさんの「火車」を思い出した。犯人に辿り着いた先が描かれるのは異なるところ。事件が起きれば犯人は身近にいるもの。その異様な執着さは、周囲には違和感として残るだろう。妬みや身勝手さ。人間の悪意が実に丹念に描かれている。予想もつかない結末。最後に救いがあるのも良い。名作。2021/06/09

タックン

108
下巻は事件解決編。読みやすいし面白いし先が知りたいので一気読み。白骨死体と老人殺人事件と24年前の父・娘の死の真相が暴き出される・・・・・。 途中で怪しいなって思った人がやっぱあ・・・・真相を知ると恐ろしい。 音無道子と滝沢だけでなく脇役の人もうま描かれてるなあ。奈苗の悪意や嫉妬は恐ろしいなあ。あっ、この題名の(風の墓碑銘)ってどこからつけたのかなあ? みなさん読んでくださいな。2014/08/20

りゅう☆

102
白骨死体、老人殺害事件、父娘惨殺事件。音道の仮説が事件を動かす。偽刑事は一体誰?滝沢と調べるも悲しい人間関係を築いてしまうことに。裏切り。複雑。そして昂一からのメールに私まで打ちのめされてしまった。貴子は抱えてるものが多すぎ。いっぱいいっぱいなのに溢れさせることができない。本当は健気な部分あるのに誤解される。だけど分かってくれる人はいるから大丈夫。あの滝沢だって…。病気かなとは思ってたけど。そして昂一とのこと。えええ、これだけ?2009年以降出版されてないけどこれでおしまい?もっと音道の奮闘ぶりが見たい。2021/05/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/525109
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品