内容説明
「こんなのアリ?」の制服詐欺、「そんな馬鹿な!」のM資金。「そこまでやるか!!」のハイテク詐欺に、「一度はやりたい!?」ニセ金作り…。歴史的な大事件からトホホな珍騒動まで、ありとあらゆる詐欺事件を気鋭の事件記者が徹底紹介。騙す人を奮い立たせる指南の書、ダマされる人を慰める救いの書。
目次
第1章 詐欺師たち
第2章 電話・手紙詐欺
第3章 制服詐欺
第4章 ブランド詐欺
第5章 「M資金」詐欺
第6章 コンピューター詐欺
第7章 ニセ金
第8章 贋作
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
安藤スミス
2
過去の詐欺事件を紹介する本。これは犯罪者擁護ではないけれど、初めに詐欺の手口を考えたやつは希代の天才であるのでもっと褒めてもよいと思う。ベクトルは間違えたけれども。追従する奴や実行する奴はただの悪いやつである。「俺は騙されないぞ」という意識が一番危ない。2016/03/29
ミガーいち
1
勉強になった。星32019/05/17
Moriya Mononobeno
1
タイトルから受ける感じはちょっとふざけたような内容に思えるが中身はいたってまじめ。冷静に考えるとありえないようなことなのによく騙されると思う。ありえないような事を信じさせるのが詐欺のテクニックということだろう2013/12/14
mustang
0
事件史として面白い2002/06/30
Ted
0
新聞連載が基なので読みやすい。騙される心理やメカニズムの解説ではなく過去の事件の顛末紹介本。人が陥りやすい心理的な盲点を突く能力だけは異常に発達したペテン師列伝。イカサマ師と自分は違うと思っているあなた!詐欺師と我々とを隔てる違いは只、「触法」という1点のみ。「言葉を使う人間という存在自体が常に犯罪性を孕んでいる」は至言。石川好は「人間は、言葉とセックスと商売の3つでしか他人と関われない」と言うが「政治・恋愛・ビジネス」という小奇麗な言葉はその言い換えにすぎず、まさに詐欺の典型と見做した方が理解しやすい。2010/09/04




