内容説明
何としても関東軍の暴走を止めねばならない―昭和6年、柳条湖事件に端を発した「満州事変」は若槻内閣の不拡大方針に反して国際問題に発展。動乱の予兆が日本を被い始めた。時の元老・西園寺公望は元満鉄副総裁・松岡洋右を通じて関東軍解体の緊急手段を画策。それは「リットン報告書」を奪うべく“ある集団”を満州に解き放つ計画だった…。驚くべき状況下で展開する傑作長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
熱東風(あちこち)
1
本棚を漁っていたら出てきた。読んだ記憶が全くないので、読んでみた。/これは面白い。スリのプロ云々のくだりはともかくとして、リットン報告書とその裏に隠れた米ソの密約、そして西園寺公望らをはじめとする日本の首脳陣が、国際連盟脱退反対から意見を翻して何故脱退容認になったのか…というプロセスはスリリングだ。/松岡洋右という男は、弁の立つお調子乗りな面のある政治家だとばかり思っていたが、少し見方が変わった(もっとも、全面的に受け入れるほどではないが…)。/また、新たな歴史的視点を知ることができた良書。2018/11/03
るか
1
面白かったぞ2015/05/20
月式
1
満州事変、リットン調査団、ARAの密約、1932年12月8日ジュネーブでの演説「十字架上の日本」。白川大将の遺族に下賜された昭和天皇の和歌が印象的でした。2011/09/21
ホームズ
1
日本って貧乏だったんだな〜。 松岡洋佑のイメージが大分変わりました(笑)2008/05/22
コジロー
0
リットン報告書をスリ親分一家が盗み出すという荒唐無稽なストーリー。創作と史実がたくみに織り込まれとても面白く読めた。映画にしたら楽しそう。2021/12/17




