内容説明
ハルさんちは、息子と二人きりの家族。でも、ケンカ相手だったヤツが18歳になり、ついに家を出る!「母親卒業」を目前にして、一抹の寂しさを覚えるハルさんだけど、更年期症状に直撃されても、友人との語らい、趣味仲間との交流を目一杯楽しむところはアッパレ。そんな母子が巻き起こす珍騒動をつづったパワフル・エッセイ。『びっくりするじゃないの』『息子に三下り半』を再編集。
目次
1 永遠に片思い―ばかな子ほどかわいい(手切れ金は三百万;さあ「かあちゃん」か、「おふくろ」か ほか)
2 おとなの正しい遊びかた(繰越の友;囲碁『三段』、命にかけて死守します ほか)
3 老いてこそ、ますます楽し(碁会所の仙人;「無礼」になって生きのびる ほか)
4 よその子どももほっとけない!(また、落ちこぼれちゃった;本当にかわいそうなのは ほか)
5 別れ話はキレイに―息子に三下り半(ショーネンは卒業、新セーネン誕生;孫娘へのラブレター ほか)
著者等紹介
下田治美[シモダハルミ]
1947(昭和22)年、東京生れ。主な著書に、『精神科医はいらない』(角川書店)、『ユキの伝言』(角川文庫)などがある
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