新潮文庫
やっと名医をつかまえた―脳外科手術までの七十七日

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  • サイズ 文庫判/ページ数 257p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101404233
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

わたしを悩ますナゾの頭痛の正体は「脳動脈瘤」。いつ破裂してもおかしくないバクダンを抱え、危険な手術を決意するが、巡り合うのはなぜか迷医ばかり。点滴もできない未熟者、患者を怒鳴りつける冷血漢、病名まで間違えられて、本当にこのままじゃ殺される!手術前夜、病院から逃走した時、真の闘病が始まった―。へこたれない女、あきらめない患者の、命をかけた名医探し奮戦記。

目次

それは小さな違和感からはじまった
この病院にはナニカある
患者より自分がだいじなお医者サマ
それでも患者は耐えねばならぬ
このままいたら殺される
名医は自分でさがしだす
最後の決断は自分の直感
母のえらんだ先生を信じなさい
生還きてみせる
心臓が止まった!―ドキュメント・手術〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gontoshi

1
医者には同様の思いを感じます。 この本が出た当時から少しでも良い方向に変わっていて欲しいなと思います。2021/12/27

1
脳動脈瘤の予防手術をめぐるお話。母が3センチ近くある巨大動脈瘤の手術をしたとき、脳髄液とかいうのが鼻から出てきて次の日またすぐ開頭手術。当時はとにかく母が助かったのでうやむやになってたけど、1回目の手術で髄膜に穴ぼこ開けちゃったってことでしょ?この本読んでたら文句の一つも言えたかもしれない。2016/01/24

うたまる

0
クソ面白い。女性作家が脳動脈瘤手術から生還するまでのドキュメント闘病記。昔から「先生と呼ばれる奴に碌な者はおらん」と言われてきたが、まさにそれを地で行く衝撃の内容だった。巻末の医者同士の対談ででも、作中のC医師レベルのヤバい医者が「いる、いる。絶対います」と太鼓判を押される始末。サイコパス、守銭奴、自信家、レイシスト、歪んだ人間の坩堝だな。一応、本書はハッピーエンドであり最後には「世の中に、名医はちゃんといるのだ」と謳い上げている。しかしどうも胸が騒ぐのだが、本書を読む限りその確率が低過ぎはしないか?2022/05/30

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