内容説明
花束を渡された時の、一瞬の表情。犬とじゃれあっているときの、柔かなまなざし。知らないことを恥じらいながらたずねる勇気…。どんなにおしゃれをしていても、綺麗でない人もいる。一瞬のスキをついてやって来る意外な可愛らしさが見えたとき、人はあなたを愛おしいと思うはず。いつまでも可愛らしさを失わない女性でいるために必読のエッセイ。
目次
1 可愛らしさの匂い(可愛らしさの匂い;ワインの情景;花の骨 ほか)
2 火をおこせる男(シャツの色気;グレイッシュな男;涙 ほか)
3 苦い香り(肌の時間;苦い香り)
著者等紹介
光野桃[ミツノモモ]
1956(昭和31)年、東京生れ。小池一子氏に師事した後、編集者を経て、’88年からイタリアで取材活動を行い、帰国後、文筆活動を開始する
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ビスケ
3
自分のおしゃれ観のベースは、今はもうない雑誌「ヴァンテーヌ」と、光野桃のエッセイで出来上がったと思う。ことあるごとに読み返して、背筋を伸ばしたい。2012/10/18
ゆ
1
文章のうつくしさ!視線が存在する国、イタリア。2017/02/14
のみみ
1
また読み返したい本です。 女性として、大人として、身が引き締まる思い。2013/09/13
ユウコ
1
光野さんの文章は、素直でとても読みやすい。なんだか頼れる近所のお姉さんの話を聞いているような気持ちになります。2011/08/31
Mie Shida
0
7年ぶりくらいの再読、だろうか。いつも手元においておきたい本。花を贈ったり、ワインを愉しんだり、シャトゥースを探してみたり、自分に合う香水を探し続けたり…そういうディテールが好きで、これからも年を重ねるごとに読んでみたい、と思う。2012/08/18