新潮文庫<br> 終の住処

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新潮文庫
終の住処

  • 磯崎 憲一郎【著】
  • 価格 ¥506(本体¥460)
  • 新潮社(2012/09発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 128p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101390314
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

二十代の長く続いた恋愛に敗れたあとで付き合いはじめ、三十を過ぎて結婚した男女。小説の無限の可能性に挑む現代文学の頂点。

結婚すれば世の中のすべてが違って見えるかといえば、やはりそんなことはなかったのだ――。互いに二十代の長く続いた恋愛に敗れたあとで付き合いはじめ、三十を過ぎて結婚した男女。不安定で茫漠とした新婚生活を経て、あるときを境に十一年、妻は口を利かないままになる。遠く隔たったままの二人に歳月は容赦なく押し寄せた……。ベストセラーとなった芥川賞受賞作。解説・蓮實重彦

内容説明

結婚すれば世の中のすべてが違って見えるかといえば、やはりそんなことはなかったのだ―。互いに二十代の長く続いた恋愛に敗れたあとで付き合いはじめ、三十を過ぎて結婚した男女。不安定で茫漠とした新婚生活を経て、あるときを境に十一年、妻は口を利かないままになる。遠く隔たったままの二人に歳月は容赦なく押し寄せた…。ベストセラーとなった芥川賞受賞作。

著者等紹介

磯崎憲一郎[イソザキケンイチロウ]
1965(昭和40)年、千葉県生れ。早稲田大学商学部卒業。2007(平成19)年『肝心の子供』で文藝賞受賞。’08年『眼と太陽』が芥川賞候補に。’09年『終の住処』で第141回芥川賞受賞。’11年『赤の他人の瓜二つ』でBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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新地学@児童書病発動中

115
芥川賞受賞作。一組の夫婦の生活をねじれた表現で描いている。登場人物たちに存在感がないのが特徴で、主人公には「彼」という言葉が使われ、他の登場人物たちも「妻」や「女」などと表現される。彼と妻の間にはすれ違いが生まれて、十一年間話をしなかったりするが、実際にそんなことが起こるかどうかは疑問だ。社会や経済の動きは極めて現実的に描かれて、捉えどころのない登場人物たちと対照的だ。作者は社会の動きに引きずられて、主体的に生きられない人間を描こうとしたのかもしれない。2016/07/12

kana

57
《翌朝、妻は彼と口を利かなかった。次に妻が彼と話したのは、それから十一年後だった》本当にあった怖い話だと思って読むとぞくぞく面白い芥川賞作品。フィクションだけど。始終不機嫌な妻と不倫に依存する旦那との、会話がなくなるまでの危うい結婚生活と互いに口を利かない十一年間と会話が戻ってからの不意に感じる老いと諦めと。夫婦間に折り重なるカサカサした感情だけを取り出すとこうなることもあるのかな、と思わせるリアリティがあります。飛躍する時の流れやぶっきらぼうな文体にラテンアメリカ文学の香りを感じるのは私だけでしょうか。2017/03/01

けいた@読書中はお静かに

41
文化の日。敢えて苦手の芥川賞に挑戦。芥川賞の中でもベストセラーなので比較的読みやすいかなと思ったけど、やはり難解。全体的に陰鬱で盛り上がりもなく、妻が急に11年も口をきかなくなった理由もはっきりとせず、突然終わる。文章が美しいわけでもないし、テンポがいいわけでもない。僕が芥川賞受賞作を理解出来る日がくるのだろうか。2015/11/03

36
読んでいる間と乾いた『歯車』に似た不思議な感覚を感じました。2022/09/14

かわちゃん

33
☆☆☆☆ 賛否両論というより、多分理解できるできない、好みであるない、みたいな評価に分かれやすい本だよなという読後の感想。1人の男の半生が、妻・娘・不倫相手など様々な女性へのエゴイスト的な独白が繰り広げられると思いきや、突如幻想がまぎれたり、男性的な仕事での成功みたいなリアルがまぎれたり、小説としての散文の塊のような本でした。いわゆる読み慣れた小説なるものとは、一線を越える文学なのかな。何回か再読することで、見えてくるものがありそうな気もしております。2018/04/12

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