出版社内容情報
首都建設の槌音が響く江戸の町で、武士を捨てることを選んだ男たちの慎ましくも熱い矜持を描く。傑作連作短編集。
首都建設の槌音が響く江戸の町。名の聞こえた武辺の人でありながら、訳あって脱藩した父を持つ宗五郎は、父の死後、町人となり刀の目利きで生計を立てていた。ある日、父の旧知へ刀を届ける道中、行く手を不穏な侍たちに囲まれる(「日照雨」)。日本橋建設に紛れ込んだ少年吉之助が、蠢く時代の中で見たものとは(「日本橋」)。他、運命に果敢に挑む人物たちを捉えた連作短編集。
内容説明
首都建設の槌音が響く江戸の町。名の聞こえた武辺の人でありながら、訳あって脱藩した父を持つ宗五郎は父の死後、町人となり刀の目利きで生計を立てていた。ある日、父の旧知へ刀を届ける道中、行く手を不穏な侍たちに囲まれる(「日照雨」)。日本橋建設に紛れ込んだ少年吉之助が蠢く時代の中で見たものとは(「日本橋」)。移り変わる世にあって、運命に挑む群像を捉えた連作短編集。
著者等紹介
北重人[キタシゲト]
1948‐2009。1948(昭和28)年、山形県生れ。山形県立酒田東高等学校、千葉大学工学部建築学科卒。LAU公共施設研究所を立ち上げ造園・都市計画コンサルタント業務に携わる傍ら小説を書き続け、’99(平成11)年「超高層に懸かる月と、骨と」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。2004年、松本清張賞候補作『夏の椿』で本格デビュー。’07年『蒼火』で大藪春彦賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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真理そら
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