内容説明
ウルトラビッグな7人の男たちが、ブラウン管では決して見られない爆笑問題の素顔と本音を白日の下に!怖いもの知らずの二人も、なぎら健壱、立川談志、淀川長治、小林信彦、橋本治、山田洋次の前ではタジタジ。アメリカで憧れの作家ジョン・アーヴィングに会った太田に至ってはもうメロメロ。芸能、映画、文学についての深い対話が、爆笑問題を解体してゆく。
目次
対談1 僕ら生意気でした!!(なぎら健壱×爆笑問題)
対談2 ブラウン管で踊りつづけろ!(立川談志×爆笑問題)
対談3 チャップリンみたいな立派な喜劇人になりなさい(淀川長治×爆笑問題)
対談4 ここだけの話ですよ(小林信彦×爆笑問題)
対談5 爆笑問題って小学生のまんまだからね(橋本治×爆笑問題)
対談6 友達なんかいなかった(山田洋次×爆笑問題)
対談7 あなたは僕の父親です(ジョン・アーヴィング×太田光)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中玉ケビン砂糖
6
爆笑問題が様々な知識人文化人を相手にした対談集。注目すべきはジョン・アーヴィングとの話。文字におこせば終始穏やかで溌剌としているが、その後ラジオ番組で、太田「サリンジャーとかいいですよね」ジョン「あれのどこがいいんだ。あんなものは私に一かけらも似ていない」と絶対に譲らないのに太田も太田でその返答に不服だったらしく、さりげなくアーヴィングをdisっていたことを思い出してニヤニヤしている。2014/10/16
読み人知らず
5
すごい面々との対談集。アーヴィングは読んだことがないけど面白そうと思った2016/11/24
koishikawa85
2
予想したよりも良い本だった。とりわけ淀川長治がチャップリンと会った時のことを語るところが素晴らしい。対談後すぐ死んでしまったのだなあ。2016/01/31
くさてる
2
爆笑問題の対談集です。わたしの購入の決め手となったのは、橋本治と小林信彦でした。こういう対談集って軽く読めるので好きなんですが、本人たちに興味がないとなかなか面白く読めるまでいかないし、ほうと思うような言葉が必ずあるとは限りません。が、わたしのお目当ての部分はなかなかに楽しかったです。まとめて読んで残る印象は、爆笑問題の太田氏の真面目さかなあ。とても丁重にゲストをもてなしてる印象があります。なので、対談相手のファンであれば、爆笑問題に興味が無くても、面白く読めると思いますよ。2004/05/16
なっちゃん
1
ジョン・アーヴィングと太田さんの対談めあてに購入した。 太田さんが「自分の父親のように感じる」と言ったことに対して、アーヴィングが「日本の息子よ」と言っている。なんだか、ほんわかする。 アーヴィングの書く世界はハチャメチャだけど、芯がブレない。太田さんが『サイダー・ハウスルール』の「もうちょっと自分がましな人間ならいいのに。もうちょっとましな人間になりたい。」という台詞が好きだと言っていた。ハチャメチャな世界観だからこそ、自分の気持ちを代弁してくれる台詞が多いと思う。 2012/03/10