内容説明
開幕や、マジック140や!ええぞ!ドアホ!今日の酒代、持たんかい!快神撃!?あんまり強いと気味悪いわ。いや「死のロード」まではわからんで。ハンシン半疑か?ドンチャンするなら今のうちや。たのむ、巨人にだけは勝ってくれぃ。ヨッシャ、今夜は飲むでぇ―大阪の恥か、誇りか?出来の悪い息子のようなチームとそれを性懲りもなく応援する虎党に捧げる「大阪学」番外編。
目次
第1章 阪神ファン―負けを楽しんで何が悪いんや?
第2章 大阪タイガース―東京?ナンボのもんじゃい!
第3章 虎の経済学・経営学―阪神の経営はホンマに理想的か?
第4章 虎の監督―誰がいちばん大阪人や?
第5章 外様学―阪神は外様監督で勝つんや
第6章 スター学―阪神のスター選手は、何んで不幸になるんや?
第7章 甲子園―阪神は高校野球なんや
著者等紹介
大谷晃一[オオタニコウイチ]
1923(大正12)年、大阪市生れ。関西学院大学法文学部卒業。朝日新聞大阪本社編集委員、帝塚山学院大学教授・名誉教授、同大学学長を歴任。’71(昭和46)年、『関西名作の風土(正・続)』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。’89(平成元)年、大阪芸術賞受賞
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感想・レビュー
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金吾
21
阪神ファンの心理や背景を大阪をフィルターにいれながら書いています。私も関西出身の阪神ファンですので、思い当たることは多く楽しかったです。2024/05/04
xabialonso
2
阪神タイガースについて系統的に書かれていた。 単にプロ野球の対戦だけでなく、大阪VS東京の争いが論じられて面白かった。 今でこそ東京一強な気がするが、当初は大阪が拮抗する部分もあったのだろう。関西住の身としては東京で暮らしたいとは思わないが…2025/03/15
コノヒト
2
阪神タイガース及び阪神タイガースファンについて述べながら、反東京、反権力といった大阪者としての矜持を、何よりも著者自身のそれを、見た気がする。2019/02/18
かたず
2
「阪神が普通の阪神になりましたなあ」2016/06/01
あむけ
2
「大阪学」と阪神タイガース編。大阪或いは大阪人を広く関西・関西人としてみてみると、著者の述べていることが理解できる。東に対抗する一大勢力というべきか。自己愛の投影としてもこれだけ熱狂しているファンは特殊かもしれない。2012/06/01




