新潮文庫
日の昇る国へ―新・古着屋総兵衛〈第18巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 420p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101380636
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

古着大市開催の二日前。将軍家斉近習、自称御用取次古瀬嶺斎なる旗本が古着大市の売上の一部を公儀に上納せよと圧力を掛けてきた。古瀬は無役の小譜請組から、瞬く間に将軍近習にのし上がった男だった。総兵衛は手を尽くして背後関係を調査する…。そして、バタヴィアのカイト号を引き取りに、一族三百余名を従え、いよいよ総兵衛が海を渡る。夢と希望を乗せた「武と商」の物語、ここに完結。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942(昭和17)年、北九州市出身。日大芸術学部卒。映画・テレビCMの撮影助手を経て、’75年より、カメラマン、ノンフィクションライターとして活躍。’76年『闘牛』を発表。’81年『闘牛士エル・コルドベス一九六九年の叛乱』でドキュメント・ファイル大賞を受賞。’87年、初の小説『殺戮の夏コンドルは翔ぶ』を発表。以降、多数の国際謀略小説、ミステリ小説を執筆。’99(平成11)年、初の時代小説『密命』を発表、人気シリーズを立ち上げる。人間味溢れる人物造形、豊かな物語性、迫力ある剣戟描写等いずれも高く評価され、広範な読者の熱狂的な支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

168
遂にシリーズ完結!そうか、こんな形の結びに持っていきましたか。新シリーズは『血に非ず』で異国・交趾から六代目総兵衛の血を引く十代目・勝臣の登場から始まった。【武と商】の道の下、全18巻面白く時代の変換期が迫りくるなか、いい感じで完ですね。いつか総兵衛と桜子の子がこの国をどう見るのか・・そんなことを想像してみた。まずは佐伯さん、完結まで読ませて頂き「ありがとうございました。」 2019/06/04

やま

98
古着屋総兵衛シリーズの30作目 「新・古着屋総兵衛」シリーズ(第二期)18作目《完結編》 2019.05発行。字の大きさは…大。 佐伯泰英さんの本は、毎回楽しみにしています。 今回も楽しく読めました。 最後が、アメリカへ行くとは思わなかったです。 次のシリーズを楽しみにしています。2019/07/06

とし

84
新・古着屋総兵衛「日の昇る国へ」 18巻。最終巻ですか残念ですね。大黒屋の裏の顔も知られすぎたし頃合いかも、特に大きな騒動もなく穏やかな完結でした。2019/07/05

ドナルド@灯れ松明の火

21
古着屋シリーズ完結。とは言っても他の終了シリーズと同様佐伯さんの健康問題と、幕末の既知の歴史との整合性により終わらざるを得なかったんだろう。長い間楽しませてもらった。佐伯さんの未読シリーズ(小藤次)に手を付けていきたい。2019/09/18

ロデタ

16
完結した。6代総兵衛シリーズの方が面白かったかなぁ。 ちょっと中途半端な終わり方だと感じた。長く続いたシリーズが終わるのは寂しいな。2019/08/27

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