出版社内容情報
佐伯 泰英[サエキ ヤスヒデ]
内容説明
大黒屋に脅迫状が届いた。古着大市を取りやめぬと客を殺戮するという。影・九条文女との接見の帰途、総兵衛一行は怪しい霧に包まれ、南蛮鎧兜の集団により奇妙な飛び道具で襲撃される。総兵衛は諜報網のすべてを使って情報を集める。やがて、坊城麻子から有力な情報が届いた。禁裏と公儀の狭間に蠢く鵺のような役職があるという。総兵衛は一計を案じ、読売を使って敵を誘き出すことにした。
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942(昭和17)年、北九州市出身。日大芸術学部卒。映画・テレビCMの撮影助手を経て、’75年より、カメラマン、ノンフィクションライターとして活躍。’81年『闘牛士エル・コルドベス 一九六九年の叛乱』でドキュメント・ファイル大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
98
新・古着屋総兵衛「にらみ」14巻。今回は、手代の天松、小僧の忠吉、陰吉が活躍しましたね、伊吹衆の飛助さん新たに大黒屋の仲間になるのかな、次巻は交易船団長の信一郎、おりんさんたちの異国での活躍を期待しております。2017/07/08
いつでも母さん
88
安定のシリーズ14巻。古着大市に終始した巻だったが、私にはかえって読みやすかった。それにしても桜子との祝言はが待たれるなぁ。次は12月下旬になるとのこと。そろそろ大団円が近いのかな・・2017/06/05
優希
41
古着大市にまつわる騒動でしたが、最後は大団円でホッとします。出来すぎた着地点ではありますが。それにしても古着屋集団が格好良いですね。2022/08/20
雅
39
古着屋集団、カッコ良すぎ。そりゃ敵がショボく見えるさ。古着大市を成功させて仲間も増えて絆も深まる。次の展開は帆船の完成かな⁉️2019/12/04
ドナルド@灯れ松明の火
19
期待薄で手に取ったが、結構面白かった。悪だくみする元京都所司代・禁裏付の飯久保佐内と伊吹衆という設定は良く考えたものだ。陰吉に続き、捕えた伊吹衆をまた味方にするとは、一体どこまで大黒屋グループは強化されていくんだろう。2017/08/27