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新潮文庫
○に十の字―新・古着屋総兵衛〈第5巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 392p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101380506
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

京を目指す総兵衛一行が鳶沢村に逗留中、薩摩の密偵が捕まった。その忍びは総兵衛の特殊な縛めにより、転んだように見えたが……。

坊城桜子を伴って京を目指す総兵衛一行が鳶沢村に逗留中、薩摩の密偵が捕らえられた。総兵衛の特殊な縛めにより、苦悶の末薩摩忍び北郷陰吉は転んだかに見えた。陰吉を加えた一行は一路、西を目指し始めた。一方、江戸では、おこものちゅう吉が湯島天神の床下から忽然と姿を消し、天松は懸命に捜索する……。総兵衛一行の東海道西上の旅路を薩摩の魔の手が襲撃する疾風の第五巻。

内容説明

坊城桜子を伴って京を目指す総兵衛一行が鳶沢村に逗留中、薩摩の密偵が捕らえられた。総兵衛の特殊な縛めにより、苦悶の末薩摩忍び北郷陰吉は転んだかに見えた。陰吉を加えた一行は一路、西を目指し始めた。一方、江戸では、おこものちゅう吉が湯島天神の床下から忽然と姿を消し、天松は懸命に捜索する…。総兵衛一行の東海道西上の旅路を薩摩の魔の手が襲撃する疾風の第五巻。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942(昭和17)年、北九州市出身。日大芸術学部卒。映画・テレビCMの撮影助手を経て、’75年より、カメラマン、ノンフィクションライターとして活躍。’81年『闘牛士エル・コルドベス 一九六九年の叛乱』でドキュメント・ファイル大賞を受賞。多数の国際謀略小説、ミステリ小説を執筆。人間味溢れる人物造形、豊かな物語性、迫力ある剣戟描写等いずれも高く評価され、広範な読者の熱狂的な支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤枝梅安

25
新シリーズも5冊目になった。この巻では総兵衛は桜子を伴い、京都へ向かう。その途中鳶沢村に赴く。それを追っていた薩摩藩の密偵を捕らえ、東海道を京に上る旅に同行させる。同じころ、おこものちゅう吉が姿を消し、心配する天松。総兵衛の旅とちゅう吉探索が2元中継のように描かれる。大番頭以下大黒屋の面々がちゅう吉を探索していくとここでも薩摩藩との関係が。ちゅう吉の新しい人生が始まるところで幕。慌ただしい展開だった。旅の途中の総兵衛と桜子の進展ぶりは予想通りでしたね。2013/01/06

ドナルド@灯れ松明の火

20
タイトルからして薩摩藩であり、対決に決着かと思ったが、そこは佐伯さん、まだまだ薩摩との暗闘は続くなぁ。桜子との鳶沢村経由京への旅と密偵の追跡、天松に叱咤されたおこものちゅう吉が行方不明になり探索に全力を上げるという二つの話が薩摩藩でつながる。桜子の出生の秘密が明かされ、もう総兵衛・桜子の気持ちが一つであることがわかった。面白くて一気に読んだ。いよいよ京で薩摩藩との全面対決となるか、次巻が待たれる。2013/02/06

sken

12
えっと、新古着屋総兵衞シリーズになって5作目ですか。……なんか、作者さん、疲れているんですかねぇ。今回は総兵衛と桜子と、天松とちゅう吉の二つの絡みが江戸と旅先で同時進行するんですが、な〜んかぴりっとしないってのが正直なトコでしたぃ。江戸の番頭さんたちは悪徳与力を特に大した仕掛けもせずに、いきなりやっちゃったりして、作者さんお得意のカタルシス溢れるシーンがほっとんどないので、読んでも読まなくてもよかったのではないかと思います。個人的にはイマサカ号が出てくるたびに「イカサマ」に見えてしまうのが唯一の印象でした2013/03/12

rakim

9
総兵衞は京への旅路にあり船も海路を辿り、江戸ではちゅう吉が行方不明に・・・と背景が分散した分、このシリーズのダイナミックさがちょっと陰った感じもしましたが、それぞれ目が離せない。大筋は「めでたし」方向になるのはわかっているのですけれどね。2016/03/10

オレンジ。

9
鳶沢村で捕らえられた薩摩の密偵である北郷陰吉が面白い。総兵衛と桜子と一緒に京へと旅立つ。本当に転んだのか興味津々だけど多分、転んだ。ちゅう吉も頑張って欲しいな。2015/04/17

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