内容説明
駅のホーム、煙草の吸殻を捨てた男に注意したら、訳のわからぬ言葉で罵倒された上、殴り倒された。周囲の人々は見て見ぬふり、誰も助けてくれない…。この人物には気の毒だが、弱い善人に魅力はないのだ。男は真に強くあってこそ人に慕われ、仕事もはかどる。新入社員から管理職まで、ここぞという勝負に勝つ男になるために、学校では教えてくれない「悪」の効用をアドバイス。
目次
第1章 悪の強さと魅力について
第2章 強者とはいかなる人をいうか
第3章 強さと弱さのきめてはここにある
第4章 存在感を示した男たち―その個性・その迫力(石坂泰三の貫録;池田成彬の骨太;松永安左エ門覇期;木下藤吉郎の無礙)
第5章 強くなりたければこうすればよい―必強法四則
第6章 必勝不敗の人間学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ノイス
6
故人を悪く言うものではないのだろうけれど。やりたかったことは分かるが、話が一々理想に過ぎる。偉人を偉人として捉えて「さあ貴方もこうなりましょう」と言われても、教訓になどなるはずがない。著者自身の具体例が無いから、何を言っても地に足がついた感じがせず、過去の人物達に夢を見過ぎている。彼らの逸話を知っただけで彼らのようになれるなら世話が無い。話題も拡げ方もいちいちスケールが大きい。今のラノベでいうセカイ系に近い。自分も頑張れば大樹になれると思ってはいけない。まず枯葉を剪定し新芽を芽吹かせる段階が必要。2015/10/22
mcbook
0
☆2斜め読み
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- 和書
- 美しい落語のことば