内容説明
母親の頭をバリカンで丸坊主にする、寝ている父親の背中に熱湯をかける、肋骨が折れるほど殴る…。「普通の家庭」の「おとなしかった子」が引き起こす深刻な事態は、増加の一途をたどる。なぜ子供たちは激しい暴力に訴えるのか。家庭という「密室」の中で親はどう対応すればよいのか。ニート、ひきこもりなど、1000件を超える相談にのってきた著者が示す、親と子を救う具体的対処法。
目次
第1章 激増する家庭内暴力(「助けてください。もう殺人事件が起きます」;包丁を手にとった息子 ほか)
第2章 奴隷化する親、暴君化する子供(家庭内暴力が起こる家庭は「普通の家庭」;暴力をふるうのも「普通の子」 ほか)
第3章 「普通の子」が暴力をふるう理由(家庭内暴力を起こすのは皆、普通の子;未来が見えないことへの不安 ほか)
第4章 「勝ち組教育」がすべての根源(親はみんな子供想い;本当の原因は親ではない ほか)
第5章 家庭内暴力とどう向き合うか(家庭内暴力を「自分の問題」として考える;起こった時にどうするかが大切 ほか)
著者等紹介
二神能基[フタガミノウキ]
1943(昭和18)年、韓国大田市生れ。NPO法人「ニュースタート事務局」代表。早稲田大学政治経済学部卒業。学習塾、幼稚園経営を経て、世界各地の教育プロジェクトに参画。早稲田大学講師、文部科学省、千葉県などの各種委員を歴任。’93(平成5)年から目的を喪失した若者をイタリアのトスカーナ地方の農園に預け、彼らの元気を取り戻そうとするプロジェクトを手がける。その後、千葉県でひきこもりや不登校、ニートの若者たちの再出発を支援するNPO法人「ニュースタート事務局」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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