内容説明
時空を超えた王弁が辿りついたのは、現代日本だった。そこで出会ったのは、妻が消えた男とあの殺し屋…。一方、長安では、王方平がとある女神を復活させ、人間と神仙の戦いを始めようとしていた。王弁は、元の世界に戻れるのか。姿を消した僕僕先生の目的は。人間を滅ぼそうとする神仙と祈りを武器に神仙に抗おうとする人間、そして僕僕たちの最後の旅と戦いがここに決着。感動の最終巻!
著者等紹介
仁木英之[ニキヒデユキ]
1973(昭和48)年、大阪生れ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学。2年間を海外で過ごす。2006(平成18)年『夕陽の梨―五代英雄伝』で「歴史群像大賞」最優秀賞を、また同年『僕僕先生』で「日本ファンタジーノベル大賞」大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あぶらや
20
大団円。長い楽しい物語は終わってしまった。流石に結末はこういう形になるかもしれないと思っていたが予想とあまり大きな変わりはなかった。神仙が人を滅ぼし世界を再構築する行動に出る。それに反対する神仙、そして人間の反撃。僕僕先生と王弁が旅をしていた物語の途中が楽しかったと思う余韻。2022/10/06
sin
8
時を超え、天界、人界入り乱れ オールキャストで長い長い僕僕と王弁の旅の物語が終わった。2021/01/22
かぼちゃ
3
終わったな。最後の方はちょっと判り難くて2度読みした。想像の上をいくラストでした。最初の頃ののんびりした旅が懐かしい。お疲れ様でした。2021/07/15
むうこ
3
懐かしいキャラクターもたくさん登場。王弁と僕僕先生の国も時空も超えた旅の終着点、再びはじまる二人だけの旅。 寂しいけど一筋の光を感じさせる長い物語の結末だった。 2021/01/04
あき
2
完結。ちょっと話が大きくなりすぎてわからん。二人がくっついたので良しとする。2021/05/19