新潮文庫 小暮写眞館〈上巻〉

宮部 みゆき【著】

新潮社（2025/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 464p／高さ 16cm
• 商品コード 9784101369495
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

さびれた商店街に佇む、閉店した小暮写眞館。高校一年生の花菱英一は、両親と弟のピカとともに、この古家に引っ越してきた。楽しげな家族をよそに戸惑う英一は、店先で見知らぬ女子高生から一枚の写真を渡される。そこにはなんと幽霊らしきものが写っていた。英一は友人のテンコの協力も得て心霊写真の謎を解き明かそうとするが――。写真に込められた＜想い＞を辿る、心温まるミステリー。

内容説明

さびれた商店街に佇む、閉店した小暮写眞館。高校一年生の花菱英一は、両親と弟のピカとともに、この古家に引っ越してきた。楽しげな家族をよそに戸惑う英一は、店先で見知らぬ女子高生から一枚の写真を渡される。そこにはなんと幽霊らしきものが写っていた。英一は友人のテンコの協力も得て心霊写真の謎を解き明かそうとするが―。写真に込められた“想い”を辿る、心温まるミステリー。

著者等紹介

宮部みゆき［ミヤベミユキ］
１９６０（昭和３５）年、東京生れ。’８７年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’８９（平成元）年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。’９２年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。’９３年『火車』で山本周五郎賞を受賞。’９７年『蒲生邸事件』で日本ＳＦ大賞を受賞。’９９年『理由』で直木賞を受賞。２００１年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、’０２年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞（文学部門）を受賞。’０７年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞。’２２（令和４）年には菊池寛賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[糸巻]

2010年に講談社から出版された作品の新装版。新潮文庫の藤田新策氏のカバー装画が良かったので購入。主人公で高１男子・花菱英一の一人称で物語は進行されていく。商店街の中の古びた写真館を変わり者の両親が古家付きで購入し看板もそのままに暮らし始めた花菱家。写真館の家の息子と勘違いされ奇妙な写真について調査する事になってしまう…。第１・２部収録。高１の割にやけに老成してる英一だけど育った環境が影響してるかな。苦手な登場人物もいるにはいるけど、写真についての謎解きが面白い。下巻へ。

2025/03/14

[ソラ]

【読了】B 自分が高校時代くらいの感覚に似てると思ったら２０１０年刊行。ここまでの感じ自分は結構好み。

2025/03/22

[rin2club]

なんともな感想です。登場人物、誰一人として、感情移入できないという、ある意味奇跡的な。なんだか、単に言葉遣いだけでない、なんか攻撃的な何かを感じて、読むのが辛く感じました。行く末なんてどうでも良いかな、みたいな。正直、下巻、読むかを悩んでいます。

2025/03/18

[無添]

２

2025/05/30

[:*:♪･゜’☆…((φ(‘ｰ’*)]

軽いホラーかと思ったら、人の心、あたたかい話だった。短編のような続きもののような。

2025/04/17