新潮文庫<br> 模倣犯〈3〉

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新潮文庫
模倣犯〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101369266
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

群馬県の山道から練馬ナンバーの車が転落炎上。二人の若い男が死亡し、トランクから変死体が見つかった。死亡したのは、栗橋浩美と高井和明。二人は幼なじみだった。この若者たちが真犯人なのか、全国の注目が集まった。家宅捜索の結果、栗橋の部屋から右腕の欠けた遺骨が発見され、臨時ニュースは「容疑者判明」を伝えた―。だが、本当に「犯人」はこの二人で、事件は終結したのだろうか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

349
(承前)ヒトラーは青年時代に親友がいた。自分は優秀だとの妄想から断片的な知識や主張を吐き出す彼を、思想のない凡人だった友だけが感心し励ました姿は栗橋浩美と高井和明の関係に似ている。しかしヒトラーと友人の仲は3年余だったが、20年近くも続いた浩美と和明の関係は支配者と被支配者に固定化した。それでも友人だった思い出を大切にする和明は、浩美がピースに操られていると知り助けようとする。和明の思いを知り壊れた浩美が起こした事故で2人が死ぬと、その死をも利用しようと思いつくピースは強烈な快感に満たされるのだ。(続く)2021/12/26

ykmmr (^_^)

220
3巻は、それぞれの人物たちの、人間味・人間性に注目が当てられる。生い立ちから来るような悪どさもある栗橋、ピースは相変わらず、誰だか分からないが、悪どさあり。栗橋を止めようとした善意の持ち主高井。そして、父が犯罪者の樋口。様々な人間性や人格。ただ、見方は一方通行だから、それはいけない。世の中、本当の事は掴めない事は多いから、難しい面はあるけど、こういう場に立ち会ったら、双方の話を聞けるようになりたいと、いつも思ってはいる。そして、栗橋と高井の遺体を発見。4巻はどうなるか?2022/03/14

どんちん

180
3冊目が終わり、中盤を越た!が、この話のエンディングがまだ見えてこない(泣)今まで描写されたカズとヒロミからこの(3)で、あまりに設定が飛んでいるように感じたのは気のせいか。カズは弱者を演じ、ヒロミは虚勢を張っていたように読めてしまい、少し不満。単純に勧善懲悪的なものを求めヒロミを根っからの悪とするつもりはないが、あまりにヒロミ寄りかな。二人の事故死は出来過ぎ感ありありだが(ヒロミ・ピースは現実的には許しがたい人物ではあるが、物語は物語として)このピース劇場がどこに向かうか?非常に楽しみである!2013/06/09

nobby

169
第一部の結末に栗橋視点で追いついた3巻。そこには重く哀しい事件の全貌が示される。ヒロミの狂気と堕落の様に同情の余地は無いが、後半、迷い葛藤する描写は結末知るだけに痛々しかった。その裏で暗躍するピースの存在が不気味。完璧さ漂う一方で、カズの指摘通りガキの空想程度にも思える。予想していたもののカズが不憫過ぎる…迎える最期だけでなく、その直前のヒロミへの思いやりや聡明さが心打つ。中盤過ぎる第二部まで必死に読んできて、未だ物語の着地点が見えない…期待そのまま早速4巻へ。2017/01/30

さくゆめ

162
ここにきてまだ名前の出ない黒幕ピースには、その余裕ありげな笑みや態度、悪魔じみた反社会性から、何やら得体のしれない超然としたものを感じていた。…が、カズとのやり取りを見るにつれ、まるでメッキがはがれるように襤褸が出るわ出るわ。子供の歪んだ英雄願望が最悪の形で発露したのが一連の事件なのか。「大人」のカズと相対すると、ピースの薄っぺらな人間性が残酷なほど露わに。きつい展開の中で彼の勇気と真摯な思いは一条の光(ヒロミにとっても)だったのに…カズが、ヒロミが逝き、ピースはひとり哄笑する。私は樋口めぐみが嫌いです。2019/09/05

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