新潮文庫<br> 風船爆弾

新潮文庫
風船爆弾

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101362014
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0195

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まっちゃん2

1
現在明治大学生田キャンパスは元は陸軍登戸研究所の敷地であった。そこでこの風船爆弾が研究されてた。先日そこを見学したことがきっかけで風船爆弾について興味をもち本書をとりよせてみた。けっしてやけくそで突貫で作ったものではなく、広範囲な分野の英知と経験の積み重ねでできたものであり、じつは米国に多大な脅威を与えたものであった。「日本人は神秘的」「日本人の知恵は底知れず、測りがたい」など、米国関係者を心胆寒からしめた兵器だったのです。2019/02/26

0
Y-202004/08/03

タンク

0
和紙と蒟蒻糊で作った風船に爆弾を吊るして太平洋を渡り、米国本土に混迷をもたらすという思わず聞き返してしまいそうな作戦が、敗色が濃くなるにつれて強硬に推進されていた。それに関わる将兵はもちろん市井の人びとの描写・作戦のフェーズと平行して都度語られる目を覆うような戦況のどちらも真に迫る凄さがあります。 その「戦果」によるトリガーもあったのか…それはきっと議論が絶えないことでしょう。 中でも細菌兵器のくだりはもうさあ…だが、だがしかし、『蚤の爆弾』も読まねばなるまいと思いましたよ。2025/01/20

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