新潮文庫<br> 王国〈その3〉ひみつの花園

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新潮文庫
王国〈その3〉ひみつの花園

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  • サイズ 文庫判/ページ数 222p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101359366
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

真一郎の亡き友が遺した見事な庭園で、友の美しい義母が妖しく微笑む。恋の行き末にたちこめる暗雲。そんなとき、祖母から届いた翡翠の蛇は、嘆く雫石に新しい時の到来を告げる。孤独の底で未来を見つめる楓、そして身を捨てて楓を支える片岡さん。雫石がふたりと結んだ絆の強さと、自分の運命に気付くとき、眠っていた力が再び輝く。ライフワーク長編はいま深遠なるクライマックスへ。

著者等紹介

よしもとばなな[ヨシモトバナナ]
1964(昭和39)年、東京生れ。日本大学芸術学部文芸学科卒。’87年「キッチン」で「海燕」新人文学賞、’88年単行本『キッチン』で泉鏡花文学賞、’89(平成元)年『TUGUMI』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞。海外での評価も高く、イタリアのスカンノ賞、フェンディッシメ文学賞を受賞。『アムリタ(上・下)』(紫式部文学賞)『不倫と南米』(ドゥマゴ文学賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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masa@レビューお休み中

94
三部作である王国の最終章。変わらない、ずっと同じメンバーで同じことをしていくのではないか。そう錯覚しそうになっていたところに、大きく風向きが変わる出来事が雫石に起こる。正確には、彼女だけではなく恋人である真一郎にも起こる。それは、ある一時期親密にしていた友人の実家を訪れるというきっかけで起こるのだ。あぁ、たしかに。関係性の崩壊というのは、内からではなく、外から起こることが多いかもしれない。失うというのはすべての喪失ではない。その先の未来に繋がるすべてであるということが、この物語を読むとわかるのだ。2016/12/16

ヴェネツィア

75
真一郎との疑似恋愛に自ら終止符を打ち、最後には台湾に行くことで雫石は、ともかくもイニシエーションを果たしたのだろう。『王国』4部作は、ここまでで3巻を終えたわけだが、「よしもとばななのライフワーク」というのは、はたしてどうだろうか。多くのばななファンは納得しないのではないかと思う。その最も大きな原因は、雫石の内面世界が「閉じられて」いるために、読者が感情移入しにくいことにあったと思われる。つまり、良くも悪くも、雫石には強い他者性があったということなのだろう。 2012/07/18

風眠

42
続編第三弾。いろいろ身にまとい、自分の真ん中が分からなくなったとき、きっと私は再びこの本を読みたいと思うだろう。自分が耐えられないものは何か、自分が譲れないものは何か、自分が守りたいものは何か、そして自分が本当に愛している人は誰なのか。そういう心の奥底にある、本当の自分の気持ちに向かい合った、とても勇気ある、雫石だった。いろいろなことがストンと着地していないラストだからこそ、人間味にあふれていて、これからの日々を応援したくなる読後だった。2012/10/11

イプシロン

29
自分を変えたい切っ掛けとしての恋。淋しさと退屈を癒したくての恋。真一郎と雫石の思いがズレていれば恋愛は成就しないよねと、妙に納得してしまった。その人にはその人が進むべき道があり。それは必然的でもある。結局のところ、永続的なものは友情と友愛ということになろうか。雫石は真一郎の亡き友の遺した庭園に普遍性を見いだすのだが、では雫石と楓、そして片岡の関係は普遍的であるのだろうか? 湯気や滴でできた木立という、自然体な相手に指を触れても、自分も相手も調和が乱されないならば、それはあると言えるのかもしれない。2015/09/15

MINA

23
読むたびに味わいが変わり、深みが増す作品。楓と雫石の関係はとても丁寧な感じで、人との距離の取り方を学んだ気がした。独占欲や嫉妬を通り越して、もっと包括的な愛情で相手を包み込んであげたいと思った。片岡さんの率直で混じり気の無い真っ直ぐな優しさも格好いい。言葉一つ一つに、ひとかけらの虚飾もその場かぎりの嘘も無い。とても純粋で不器用な人たち。「私も燃やそうと思った。私の命を、日々の中で。/おまえの好きに生きればいいんだ。」短い人生を焦らずとにかくシンプルに、ただバカみたいに真っ直ぐに生きていきたいと願う。2014/05/12

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