出版社内容情報
もう若くはないけれど、まだ枯れてはいない──アラフォーという微妙でやっかいな世代を生きる女性たちの人生を描いた連作短編集。
娘の行動は理解できず、マイペースな夫に頭を痛める彩子。勤続20年、一人で一戸建てを手に入れた可憐。義父との同居に戸惑いながらも心癒やされる真紀──主婦、会社員、漫画家、既婚、独身、元愛人……様々な境遇に生きる女性たちが繰り広げる紆余曲折。アラフォーという微妙でやっかいな世代の背中をそっと後押しする連作短編集。文庫書き下ろし「家出(嘘)」を含む9編を収録。
内容説明
娘の行動は理解できず、マイペースな夫に頭を痛める彩子。勤続20年、一人で一戸建てを手に入れた可憐。義父との同居に戸惑いながらも心癒やされる真紀―主婦、会社員、漫画家、既婚、独身、元愛人…様々な境遇に生きる女性たちが繰り広げる紆余曲折。アラフォーという微妙でやっかいな世代の背中をそっと後押しする短編集。文庫書き下ろし「家出(嘘)」を含む9編を収録。
著者等紹介
山本幸久[ヤマモトユキヒサ]
1966(昭和41)年、東京都八王子市生れ。中央大学文学部卒業後、編集プロダクション勤務を経て2003(平成15)年に『笑う招き猫』で、小説すばる新人賞を受賞しデビュー。軽快な文章と物語で人気を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
200
今作は「お仕事」より「女子(女史?」がテーマな短編集でした。普段の作品だとほっこり&おっとり、ジンワリな山本さんワールドも本作はなかなかシリアスかつシビアな物語が少なくなく、考えさせられる内容でした。『買い~』の主人公のパート主婦の‘強いオンナ’な部分には惹かれましたし、『ズボン~』の痛快なオチにはニンマリしてしまいました。『たこ焼き~』で描かれる上司への信頼感にはウルッときて『象を~』での義父の紳士(真摯)な計らいには学ぶモノを感じ、他の物語でも人それぞれのブレない信念が物語を引き締めてくれています。2014/12/31
takaC
68
『愛は苦手』は苦手。2014/03/03
mura_ユル活動
61
日常のこと。最初に現状があってどうしてそうなったかが時系列に述べられ、結果が続く。40代の女性を主人公にした9編の短編集(内1編は文庫書下ろし)。山本さんの作風上、決して暗くはならない。子供を育てた母の毎日の料理を作るスピードのすごさ。家を整理していたら出てくる思い出のたこ焼き器や洋服。この本でもミスドが登場。カンニンブクロのオが切れそうになったら、カブトのオをしめる。子供が出てくる『たこ焼き、焼けた?』が面白かった。「ナミイッチョォォォ」2014/05/18
kotetsupatapata
55
星★★★☆☆ かなり前に読んだのを文庫版で再読。 物語は皆40代の女性の日常 それほど切羽詰まった問題では無いけれど、どこか喉の奥に小骨が刺さったようなイライラ感と、最後にはちょっぴり前向きに思えてきた心情を軽妙なタッチで描いた短編集。 10年以上前の作品なので、若干バブルの余韻が残っているかな? 特に政治家の愛人廃業を描いた「まぼろし」を読んで思いました。2021/12/06
90ac
45
「ある日、アヒルバス」以来、久しぶりの作家。いろんな仕事のアラフォーの女性が、何だかギクシャクとしながら生活していて、それでいて何とか旨くやり過ごしている。そんな短編が9篇。やはり、女性を書くのが旨いですね。「たこ焼、焼けた」もジーンと来ます。表題作も面白い。こんな愛もありますよね。書き下ろしの「家出(嘘)」もきっちりと決めてますね。(嘘)が効いています。2017/09/17




