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新潮文庫
金春屋ゴメス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 367p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101357713
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

近未来の日本に、鎖国状態の「江戸国」が出現。競争率三百倍の難関を潜り抜け、入国を許可された大学二年生の辰次郎。身請け先は、身の丈六尺六寸、目方四十六貫、極悪非道、無慈悲で鳴らした「金春屋ゴメス」こと長崎奉行馬込播磨守だった!ゴメスに致死率100%の流行病「鬼赤病」の正体を突き止めることを命じられた辰次郎は―。「日本ファンタジーノベル大賞」大賞受賞作。

著者等紹介

西條奈加[サイジョウナカ]
1964(昭和39)年北海道生れ。都内英語専門学校卒業。2005(平成17)年、『金春屋ゴメス』で「日本ファンタジーノベル大賞」大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

359
第17回(2005年)日本ファンタジーノベル大賞受賞作。日本からは半ば独立し、19世紀初頭のテクノロジーでストップした江戸。ちょうどアメリカ各地に点在するアーミッシュのようなものだろう。なお、江戸国は江戸シティだけではなく、近郊の農村部も含むようだ。ただ、金春屋ゴメスを設定するためだけに無理矢理にSF構想をとってはいるが、物語内容からすれば、無茶をしているだけと見えかねない。また、鬼赤痢が物語の核をなしているが、これまたそのアイディアはともかく、あちこちに無理が多いか。面白くなくはないが、もの足りない⇒ 2024/05/11

シナモン

165
近未来の日本の中に鎖国状態で江戸時代さながらの生活を送る「江戸国」があった…この設定が面白かった。その江戸国で致死率100%の疫病が発生。超難関倍率を突破し、江戸国にやってきた大学2年生の辰次郎は人々と共に疫病の正体を探っていくが、そこには意外にも幼い頃の自分が絡んでいて…。科学の力には頼らず仕方のないことと諦めることも多い不便な江戸国の暮らし。でもみんな生き生きとしてて。強いなぁ。コロナ禍の現代にもリンクしていろいろ考えさせられました。2021/03/06

文庫フリーク@灯れ松明の火

124
大晦日に、なんてぇ強烈なキャラに出会ってしまうのか(爆)『烏金』に続き西條奈加さん2冊目。黒鬼丸で殴り込む、すずちゃんたらラオウだし鬼に金棒そのままだし。解説者に至ってはティラノザウルス扱い(爆)ファンタジーの世界の広がり・深さ感じて嬉しくなります。続編はもちろん来年の課題図書。鬼が笑う?2010/12/31

七色一味

109
読破。日本の、東北のあたりに独立国家「江戸」があるパラレルな世界のお話。この設定で思い出すのは『吉里吉里人』か。あれも東北の話だったな。あちらは江戸じゃないけど。で、こちらは「江戸」である。要はTVの時代劇を、時代考証とか脇に置いて作っちゃいました!的なノリなんだろうか。「江戸」と日本の関係とか、やや怪しげで破綻しちゃいそうな部分は感じられたけど、なかなかに楽しめる作品だった。異世界ファンタジー全盛だけど、剣の世界はモンスターが出て来るばかりじゃない。2017/05/01

財布にジャック

104
ゴメスのこともっと知りたいです。表紙がインパクトありすぎですが、ゴメスはなかなか素敵なキャラだと思いました。設定が画期的で、ミステリー仕立てで、とっても楽しく読めました。シリーズだと今知ったのですが、勿論次の作品も読みたいと思います。2010/06/21

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