新潮文庫<br> 貘の檻

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新潮文庫
貘の檻

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  • サイズ 文庫判/ページ数 570p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101355566
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

離婚した辰男は息子との面会の帰り、32年前に死んだと思っていた女の姿を見かける――。昏い迷宮を彷徨う最驚の長編ミステリー!一年前に離婚した大槇(おおまき)辰男は、息子・俊也(しゅんや)との面会の帰り、かつて故郷のO村に住んでいた曾木美禰子(そぎみねこ)を駅で見かける。32年前、父に殺されたはずの女が、なぜ――。だが次の瞬間、彼女は電車に撥ねられ、命を落とす。辰男は俊也を連れてO村を訪れることを決意。しかしその夜、最初の悪夢が……。薬物、写真、地下水路。昏い迷宮を彷徨(さまよ)い辿り着く、驚愕のラスト。道尾史上最驚の長編ミステリー!

道尾 秀介[ミチオ シュウスケ]

内容説明

1年前に離婚した大槇辰男は、息子・俊也との面会の帰り、かつて故郷のO村に住んでいた曾木美禰子を駅で見かける。32年前、父に殺されたはずの女が、なぜ―。だが次の瞬間、彼女は電車に撥ねられ、命を落とす。辰男は俊也を連れてO村を訪れることを決意。しかしその夜、最初の悪夢が…。薬物、写真、地下水路。昏い迷宮を彷徨い辿り着く、驚愕のラスト。道尾史上最驚の長編ミステリー!

著者等紹介

道尾秀介[ミチオシュウスケ]
1975(昭和50)年、東京都生れ。2004(平成16)年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、デビューする。独特の世界観を持つ作家として、大きな注目を集めている。’07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、’09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞を受賞。’10年『龍神の雨』で大藪春彦賞を、『光媒の花』で山本周五郎賞を受賞する。’11年『月と蟹』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

332
長野県の山あいの村落が舞台になった、ヘビーなミステリー。ムラ社会のおどろおどろしさ、読みづらい方言が、物語に厚みを与える。真相に迫るまで、幾重にも巻かれた薄皮がはがされるようなサマは小気味良いのだが、作りこまれすぎな感もあった。読み応えは充分。2017/03/24

雪風のねこ@(=´ω`=)

152
初読。だからか夢の部分も興味深く読めた。夢枕獏著作に雰囲気が似ているからかな。人の意識ってのは全体で繋がっているのかも知れない。だがジャンピング平伏の描写はどうかと思った。頼りなく見えた彩根が素晴らしい活躍を見せるのが良い。俊也の最後の台詞も救われる。人は誠実に生きなければならない。一度一線を越えてしまうと、感じてしまう負い目が途方もなく大きくなり、ほんの少し言葉の取り違えであっても、自らを追い込んでしまう。貘さえ飲み込んでしまう化け物とは、正にそれであろう。2017/10/26

nobby

136
久々な黒道尾作品を堪能♪32年前に人を殺した挙句に水死したとされる父親の真実、そしておどろおどろしい夢の意味するところは何なのか。何とも閉鎖されたムラ社会の中での様々な闇を、これでもかと暗鬱な雰囲気で描くのは流石。各章の結びに挟まれる夢の描写が効果的だが、方言やらが分かりにくく少し残念…後半ようやく明らかになる真相は些細な思い違い・勘違いの積み重ねが生む悲劇ばかりで哀しく切ない。それでも愛すべき息子の存在を確認でき、生きようとするラストに読後感は悪くない。2017/04/07

JKD

127
第一部では不可解な事象が多くて危険な香りがプンプンするし、悪夢の描写は気持ち悪いし、方言は分かりにくいし・・第二部に入ると、謎の原因が実はとんでもない勘違い、思い込みによる悲劇の連鎖であることが判明。誤解したまま死を選ぶって、やっぱ悲しいですね。2017/01/08

イアン

126
★★★★★☆☆☆☆☆村社会特有の陰湿さを纏った道尾秀介の長編。32年前に父が殺したと思われていた女が、目の前で轢死する。謎を解く鍵を求めて長男と共に因縁の地を訪れた辰男だったが、そこで忽然と長男が姿を消し…。なぜその女は突如現れ、死んだのか。「過去の事件と現在のリンク」「ホラーな世界観」は好きな題材なのに、方言や幻想に理解が追い付かず苦戦した。発端となったある密約や、自死する人物が滔々と遺書を書き連ねる展開にも違和感。『雷神』を先に読んでしまい、重要な容疑者の一人が嫌疑から外れてしまったのも勿体なかった。2023/08/21

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