内容説明
1970年3月末、赤軍派メンバー9人が日航機をハイジャックし、北朝鮮へ亡命した「よど号」事件。謎に包まれた犯人たちのその後の人生とは。犯行の計画、北朝鮮の思想教育、日本人拉致の実態、そして日本潜入工作―。恐るべき国際謀略の尖兵と化し、世界を舞台に暗躍した彼らの秘密工作の全貌を丹念な取材で初めて明らかにした衝撃のルポルタージュ。講談社ノンフィクション賞受賞。
目次
名曲喫茶
空賊
偽装空港
闇への亡命
平壌
思想改造
金の卵
秘密の招待状
潜入渡航
妻たちの北朝鮮
結婚作戦の真実
日本人革命村
マドリッドの失踪者
生存の証明
ロンドンの罠
チボリの夏
密輸シンジケート
双面のヤヌス
接線
ウィーン工作
背後の影
消息不明
山桃の家
思想対立
海上への脱出
破綻した虚構
日本潜入
密告
国内工作
撤収
祖国喪失
時間の迷路
黙契
著者等紹介
高沢皓司[タカザワコウジ]
1947(昭和22)年大阪生れ。全共闘運動を経験したのち記者、編集者を経てフリージャーナリストとなる。専門は戦後日本の社会運動と学生運動。’90年以降北朝鮮訪問を重ね、亡命者たちへの取材を続ける。’99年『宿命』で講談社ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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